今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、来年1月に実施される、第2回大学入学共通テストの英語に向けて、今日から数回に分けて書いていきます。今日は「映像化する」ということについて。
<もくじ>
●<英語>大学入学共通テストに向けて (1) 「リーディング(読解)問題の映像化」。TOEICや英検、TOEFLにも有効です。
●映像化の利点。
●どうやって映像化するのか。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●<英語>大学入学共通テストに向けて (1) リーディング(読解問題)の映像化。TOEICや英検、TOEFLにも有効です。
私はこのブログで以下のことを何度か書いています。
「英語の読解問題は、自分が読んでいるものを、自分の頭の中で映像化すること」。
映像化の能力は知能指数ではなかなか測定できません(図形の裏側を想像する、みたいのはあるけれど・・・)。
もしかしたら特別な能力や訓練が必要かもしれない。
けれど、一度身につけてしまうと、読解問題はもはや「試験問題」ではなく、母国語の読書や新聞に目を通したりゲームのトリセツを読んだりすることと変わらなくなります。
私はその体験者です。
そして翻訳(英語)のプロでもある。
自分が日々英語の文章に目を通したり新聞を読んだりアカデミックな本を読んだりしているとき、どんなふうに読んでいるか、考えてみると、「映像化 (Visualize what you are reading)」によって書かれていることを把握しているのだと気づきました。
これまで私が書いてきた、「単語力」や「文法はトリセツである」は基本として。
コツコツと蓄えてきたそれらの基本を礎(いしづえ)に、リーディング問題では映像化を試みる。
●映像化の利点。
映像化ができると、母国語による読書や耳で聴いて想像する世界(落語、ラジオ、Podcastingなど)と変わらなくなります。
目で読んだり耳を頼りにしたりする世界は、聴き手が自分の頭の中で映像化することでその世界が初めて立体化します。
だから、外国語の試験問題でも映像化を試みる。
1) 「試験問題」ではなく自分の世界に引き寄せられるから。
2) 状況を把握しやすい。
3) よって、足りない情報を無意識に探す読み方になるから。
4) 分からない言葉があっても、映像化が完璧であればあるほど、その言葉の意味を自分で推測しやすい。
5) 映像化によって完全に自分のほうに引き寄せられていれば、次に書かれている文章や言葉すら、頭の中にふっと浮かんできやすい(私が日々、体験していることです)。
●どうやって映像化するのか。
2020年の1月から「大学入学共通テスト」が始まりました。
来年1月、つまり実施2年目の受験者は去年より多いとのこと。
1年目の問題を全問、後日にネットで確認して解きながら、このブログで記事として掲載した私が、来年度に受験を予定している学生さんに向けて、「映像化のやり方」について書いてみたいと思います。
大っきなエールをこめて。
1) これまでのセンター試験のような、「文法」を頭の引き出しから出してくる読み方ではない。
2) むしろ、知ってる単語を拾ってつなぎ合わせる、くらいのほうが解きやすい、と心得る。
3) 人名、固有名詞、地名が出てくれば、その「映像」がふっと浮かぶくらいに受験日までに訓練する。
例】Ellenと書かれていれば、女性を思い浮かべる。
詳しい特徴が分からなければ、Ellen DeGeneresを思い浮かべてもいい(笑)。
★★★★★Quoting from the official YouTube video of “TheEllenShow”
4) 問われていることから先に目を通すのは鉄則。そのさいも、分かる情報から「映像化」を試みること。
5) SVを探す読み方を訓練していく。それにより、自分が欲しい情報を無意識に探そうとするので。映像化とともに。
→ I go (S, V)であれば、「自分がどこかへ行く姿」を想像する。Afterschool という単語があるのであれば、「自分が制服(私服の学校であれば私服)を着てどこかへ行く姿」を思い浮かべる。
【ほしい情報(無意識の領域で把握しようとする情報)】
★どこへ?
★だれと?
★どうして?
★頻度は?
★「I」って、実は誰?
★「I」の年齢と性別は?
★どんな学校に通ってるの?
★そもそも、この文章って小説?それともエッセイ?論文?