<米国一般生活者>
今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、Wall Street journalの記事から取り上げて書いていきます。
<もくじ>
●<米国一般生活者>賃金は上昇。但しインフレで実感とぼし(Wall Street Journalより)。Ordinary American people still struggle the poor sense of “money go faster than to stay in my account” because of inflation.。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●<米国一般生活者>賃金は上昇。但しインフレで実感とぼし(Wall Street Journalより)。
5月7日付のWall Street Journal(以下、WSJ)を読んでいて。
Here is an early look at the front page of The Wall Street Journal’s weekend edition https://t.co/o9SMhV1fHr pic.twitter.com/Y23UbVIvVg
— The Wall Street Journal (@WSJ) May 7, 2022
賃金は歴史的に上昇を続けているけれど、以下の3つがインフレの影響を受けているがゆえに、収支の動きが大きくとも「プラマイゼロ」とのこと。
1) ガソリン価格
2) 食料品や日用雑貨
3) 家賃
賃金は時給制の労働者に関しては、前年度の4月と比べると、5.5%上昇している、とWSJ。
今月も、5.2%から5.6%の上昇。
でありながら、物価は7%以上の割合で上昇を続けているそう。2020年2月までの物価上昇率、つまりいわゆる「コロナ禍前」の上昇率がが3.4%だったことと比べるとかなりの速さです。
そのなかで大きいのが上記3つ。
ガソリンについては少し前にこのブログで、「ロシアンのウクライナ侵攻によるガソリン価格の上昇に歯止めをかけるべく、米国バイデン政権は備蓄分を大量放出」について取り上げました。
「賃金 (Wage)は上昇すれど、物価はそれを上回る速度で上昇。よって賃金上昇の実感は乏し」。
米国の一般生活者のそんな声が聞こえてくるようです。
3)の「家賃 (rent)」は持ち家の人には関係ないかもしれませんが、時給制の労働者となれば、賃貸物件を借りて生活している人は多いことが想像できます (Average hourly earningsが上昇、とWSJ)。
そして、1)と2)は米国一般生活者にとっては支出のなかでも大きな割合を占めている。
生活必需品である2)を買いに行くためには、1)のガソリンを使う車がほとんどの米国地域では必要。
★トイレットペーパーも28ロールでの販売が一般的だったと記憶(コストコがいい例)
→ つまり、大型の商品が多い。車が必要。
★牛乳もガロン。
★ショッピングモールや食料品店などの立地が自宅から離れている。土地が広大ゆえ。
だから、生活を維持しようとすればするほど、1)と2)を支出せざるをえない。
エンゲル係数が高く、それに比例するように、ガソリンも大きな割合を占めているのが、多くの米国一般生活者の家計だと思います。
食料品は宅配を利用するという手があるとしても、とにかく土地が広大ゆえに、子どもの送り迎えや親兄弟のところに出向く際などでも車は必需品と言えます。米国で宅配便やAmazonのような宅配業が発達していったのはやはり、そこに一般生活者の大きなニーズがあったからだとあらためて感じます。
Take an early look at the front page of The Wall Street Journal https://t.co/sKTFcV1peV pic.twitter.com/Kplg35biNk
— The Wall Street Journal (@WSJ) May 10, 2022
★★★★5月9日づけの紙面版WSJ(Twitterより引用)Quoting from the official Twitter article of WSJ★★★★★
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