これまでに出会った不思議な人たちーその2「仕事で道を外れる男たち」

今日の記事は、
私がこれまでに出会った不思議な人たちについて書いています。
●これまでに出会った不思議な人たちーその2「仕事で道を外れる男たち」
●二人目の「仕事で道を外れた男」
昨日は下の記事を書きました。

●これまでに出会った不思議な人たちーその2「仕事で道を外れる男たち」

箱根

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長年仕事をしてきて、さまざまな人たちに出会ってきました。

そのなかには、法や規定に触れる行為をしたばかりに会社を追われた男性たちがいます。

今日はそのことについて書きたいと思います。

一人目は、取引先で出会った男性です。

もう20年ちかくも前のことです。

そのベンチャー企業に勤める男性は、創業者の右腕のような人で、事業が軌道にのるまで、創業者の若手社長とともに、販路をさまざまな方面に拡大してきた切れ者です。

その企業と私とのやりとりもその男性が窓口となることが多く、鋭い意見や要求にこちらが一瞬、たじたじになることもありました。

あるときはその男性の依頼で、その企業が取引先に選んだシンガポールの業者へ国際電話やメールを送ったりしたのですが、そのやりとりにおいて業者のメアドがヤフーのフリーメールだったり時間や期限にルーズだったりメールへの返信がなかったりしました。

そうすると、その男性はこう尋ねてこられたのです。

あまり信用してはならない人間だとだんだん思えてきました。コヤマさんはどう思われますか?」

私も業者のこのアバウトさは文化的な違いなんだろうか、とは思っていたのですが、彼に言われて、その几帳面さに驚きました

きっちりとしていて、厳格な基準を持っている彼は、自分の仕事に対してもきっとそうなのでしょう。

すごい人が社長の右腕にいるもんだ。

品川駅港南口のビル

その矢先です。

仕事のやりとりで男性にメールを送ったところ、その男性ではなく、創業者である社長自らが返信してきました。

内容はとても驚くべきものでした。

「●●はすでに退職しております。

彼に任せておいた香港での◆◆◆の仕事で横流しが発覚したからです。

会社の資金を横領していました。

僕もまたいちから出直しです」

スコットランド

あんなに厳格で几帳面な人が、横領。

その後、その社長も会社をたたんだため、刑事事件となったのかはいまとなっては知る由もありませんが、振り返ると、行っていた事業のひとつは、いまのSNSの走りのようなものだったので、とても先見の明と技術力のある企業だったと、あらためて感じます。

退職したその男性は、難病の子どもさんを抱えていました。

子どもさんの治療費を少しでも多く手にしたかったのだろうか。

それゆえに、道を外してしまったのだろうか。

会社も彼も、成長の波に乗っていただけに、社長から来たメールを読みながら私は自分のことのように強いショックを感じたのでした。

●二人目の「仕事で道を外れた男」

箱根

二人目は、私の知り合いの話です。

こちらは老舗企業ながら、M&Aで大手持株会社の傘下に入った成長の波に乗る仕事をしている男です。

若いながら仕事はきっちりとこなし、性格も明るかったので、早くに役職がつきました。

きっとそのころから、彼の心の歯車が狂い始めたのかもしれません。

もともと「くそ」がつくぐらいに忙しい仕事をしていたことに加えて、役職がついたことによる重圧もあり、

彼は次第に奇行が目立つようになりました。

同じ職場に勤める人の話だと、仕事中にとつぜん、怒声を発したり、ものを頼むときも相手にろくすっぽ説明しなくなったり、人のミスを指摘したり。

明るい彼からは想像もつかないことでした。

渋谷・宮益坂

そしてあるとき。彼がとつぜん、私たちの目の前から姿を消しました。

同じ職場の女性から話を聞くと、耳を疑う内容でした。

「若い従業員の女性たち数名に、自分が役職者として管理している彼女たちの個人情報から携帯電話の番号を入手して、彼女たちに電話をかけたり、交際を迫ったりしたらしい。

中には仕事中に体を触られた子もいたって。

それを彼女たちが部長にそれぞれ相談したことから彼の行為が発覚して本部が懲戒解雇にしたって。

セクハラに加えて、職権乱用で個人情報を不当に入手して悪用したわけだからね」

懲戒解雇。

結婚したばかりで、すでに子どもも生まれている彼は奥さんにはどんなふうに説明したのだろう。

そら

私が長年通う某所の定宿でも、とつぜん姿を消した役職従業員がいます。

「誰が連絡をとっても、まったく電話もつながらないし、所在も分からなくなってしまって。でもわかっていることは、ずっと上の人たちがすべて把握しているということ。そこですべてが秘密裏に行われたということです。そこから下にはすべて、シャットダウン」

その話を、懇意にしている従業員のかたから聞いたとき、それはセクハラが原因だ、と私にはすぐにわかりました。

私の知り合いの前例があったからです。

さらに話を聞いてみるとやはり、従業員だけの泊りがけの旅行のときに、その男性がどうも、よっぱらって女性の同僚に「なにか」をしたらしいということ。

彼が忽然とすがたを消したのは、その翌日からとのこと。

セントアンドリュース スコットランド

今の時代、セクハラは懲戒解雇につながるのだと、私もあらためて知りました。

懲戒解雇は公務員の懲戒免職と同じく、即日です。

「明日からもう、来なくていいから」

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