青山ビジネススクール(青学MBA)で役に立った書籍

今日の記事では、
私が在学中に読んで、
役に立った書籍をいくつかご紹介します。
「青山ビジネススクール」の題では、以下の記事から始まっています。

●青山ビジネススクールで役に立った書籍-1

渋谷の工事現場

 


必修科目の「組織論」を受講しているさいに購入したのが、グロービスの「MBA:組織と人材マネジメント」です。

実践的なことを勉強できるかと思ったのですが、授業ではわりと、アカデミック寄りの内容で戸惑いました。

そこで、「学問」としての組織論を書籍で自主的に勉強しようと思ったのが購入の理由です。

体系的に理論が掲載されているので、

授業だけではともすると苦痛を感じる

だけになってしまいがちな内容も、

文字として目で追うことで

頭に入ってきやすくなりました。

私のようなHRM初心者で、

その後も組織論を深堀するつもりが

まったくなかった人間には

基本の教科書のような役割を

果たしてくれた一冊です。

●青山ビジネススクールで役に立った書籍-2

経営戦略系の授業を取る際、

私のような経済・経営学を学部で学んでこなかった人間には

基本の理論が学べました。

ポーター博士の書籍のかずかず。

「Five Forces」や「Value Chain」について

何度も行きつ戻りつしながら

理解することができました。

*神様は二物も三物も与える人がいるんだ、と

ポーター博士の経歴等を拝見していると

いつも思います。Pick-upされた方です。

MBAは24歳で取得されてるんですよね。

大学の学部時代はゴルフで全米代表に選ばれたとのこと。

●青山ビジネススクールで役に立った書籍-3

「S&Pケース・シラー住宅価格指数」の生みの親であり

2013年にノーベル経済学賞を受賞された、

イエール大学のシラー博士による著書

「Finance and the Good Society」です。

全文英語ですが、

平易な英語(Plain English)で説明されているので

金融の専門家ではない私でも、

いわゆる「リーマンショック(Financial crisis)」

前後の米国をはじめとする世界的な

金融危機について「なぜ」を考えるうえで、

とても理解しやすい内容となっています。

●そのほか

「出現する未来」のオットー・シャーマン博士(他)による

「過去からではなく未来から学ぶ」手法を体系化した著書が

「U理論」です。

MBAコースの各授業に直接的に関わってくるわけではないですが、

いまだ市場に出現していない

あらたなサービス等を

世に送り出すためのクリエイティビティや

イノベーションについて

アカデミックの視点からアプローチしています。

東洋哲学やご自身の体験に根差した

合理性を超えたエピソードがとても興味深く

ゆっくりと読みました。

(少年時代、

ご実家の納屋が火事にあったさいに、

ご自身が「納屋そのもの」になった感覚を

体験された話など)

すこし分厚いですが、

MBAコースからより深淵な「なにか」を

得たいと切望されるかたにはぜひ

お勧めしたいです。

青山ビジネススクールで一番近い授業は、

「コーポレート・フィロソフィー」や

ビジネスプランニング系(起業や新規事業等)

あたりだと思います。