社会人が働きながらMBA(ビジネススクール)で学位を取得することの尊さ(青学MBAコース卒業生によるブログ)

今日の記事では、新卒で銀行員となり、退職後にフリーランスの翻訳者を経て以後、15年以上に渡って「サステナビリティ・気候変動・ESG投資・地球温暖化対策」等に特化した専門翻訳会社を経営しながら母校・青学の大学院(ビジネススクール)でMBAを取得した私・小山ケイが、働きながらMBAをとることについてあらためて書いてみたいと思います。



「青山ビジネススクール」のタイトルは、以下の記事から始まっています。




●社会人が働きながら勉強することの尊さ(MBA)

青山学院

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あらためて振り返ってみたのですが、社会人として働きながら大学院へ通うことは尊いことだと思います。まわりも社会人ばかりだったので、在学中はつい当たり前のこととして軽視しそうになりました。

 

人はいくつになっても勉強が大切、とはよく言われることです。でも、人間は自分の能力だけで自分の器を大きくすることには限界があります。大学院へ通うと、体系的に、効率的に、自分の学びたいことを学ぶことができます。

社会人大学院は100名前後の大人たち、それも、先がまだまだ長い(笑)活気とやる気のある若い連中と一緒に、「何時から何時まで」と決められた時間に退社後に集まることで、定期的に勉強することになります。

青学のビジネススクールをはじめ、社会人になって働きながらMBAをとりにいこうとする人は、あらゆることにおいてポテンシャル、モチベーション、学習意欲が高い人たちです。

青学ABSでも、学校、あるいは自主的な集まりとして、セミナー、勉強会などは随時、いたるところでたくさん開かれてますし、開催すると大勢の人間が集まります。

 

この機会とそういう若い人間がたくさんいることの尊さ。いくつになっても勉強することの大切さをわかっている連中が一同に介せることの尊さ。

「かったりぃ」と言いながら勉強しない大人もいるというのに。

青山の空。

MBAという学位の生かし方は人それぞれでしょう。でも、仕事をしながら高等教育機関で専門性ある学問を学んだ経験はこれからの人生においても、「あのビジネススクールでの2年間の苦しさと比べたらまだ大丈夫」と思えるベンチマークになります。

 

入学シーズンをまえに今日は、青山ビジネススクールへ入学するかた、あるいはすでに入学しているかた、または他のビジネススクールで働きながら勉強している方に向けて、すこし先輩(卒業生&年齢も?)の私からこのブログを通して、大きなエールを送りたいと思います。勉強に疲れたり、迷ったりしたときは、このブログに戻ってきてください。






●私が卒業した青山ビジネススクール(青学MBA)の例

aoyama business school

出欠・遅刻:

残業や出張で、定刻に出席できないという友人たちは必ずいました。10分以上の遅刻は減点対象という授業もあったので、その点は気の毒だったと思います。

ただし、スコアに対する出欠・遅刻の比率はおおかたの授業ではそれほど大きくはありません。なので、減点される分はそのほかの部分で補えば、ダメージは最小限にできます。

1)提出期限は必ず守る

(デッドラインの1秒にいたるまで)。

2)指示を守る。

3) Class Participationが奨励されているのであれば、毎授業かならず1回は発言する。

それも、内容のあることを。

 




 

4)どうしても毎週、遅刻をしなければならない場合は、事情を話して、「遅刻分の代わりに自主的なレポートを提出します」などの代替案をできれば自ら提案して教授や講師の先生に交渉するのも手です。

私が米国大学の大学生のときは、こうした熱意は教授たちからとても奨励されました。

認めてもらえる空気がありましたね。アメリカ全体にある土壌です。やる気があって、それを意思表示する人間には機会を与えてくれる。

青山ビジネススクールでの人間味のある先生がたの授業のときは、一度、デッドラインをすでに超えていたのに、提出したレポートについて私を含めてクラス全体の成績があまり良くなかったので、「やる気がある人間は、再提出を認めるから、提出してください」ということがありました。

私は喜んで再提出しました。

もちろん、前回、どこが悪かったのか、ちゃんと検討しなおしました。結果、この授業で私は「AA」を頂くことができました。再度、大変な作業をしたので、その課題に対する理解度がますます深まりました。

話の分かる教授・講師の先生には、人間として熱意とやる気を見せてください。ご自分の理解度も格段にアップしますよ。




5)協力しあえる友人をつくる。

欠席したときに講義内容を教えてくれたり、配布資料を確保しておいてくれたりするような協力しあえる友人を意識的に作ってください。もちろん、友人が欠席のさいは情報等を積極的にシェアします。

もちつもたれつ。おたがいさま。

人間関係:

青山ビジネススクールは面白くてさばけた人間が多いのですが、たまに変わったひとやさいきんよく耳にする「マウンティング」するタイプなどに出くわすことがあります。

気にしないことです。そして、距離をとりましょう。

働きながら勉強する2年間を、つまらないことで費やせるほどMBA取得は楽じゃないです。

ご自身の全意識とエネルギーを「働きながらMBAを取得すること」に振り分けてください。

 

  小山ケイ過去記事】コミュニケーションのノイズに気を付ける。

  小山ケイ過去記事】小山ケイの人生ドリル11「毒気」

 

「人」を利用する:

実は、青山ビジネススクールには、博士課程(DBA)が存在します。授業によってはここに在籍するかたたちといっしょに受けることもあります。

博士課程はMBAとはまったく別もので、完全に「潜っている」状態です。平均年齢は青学DBAの場合かなり上です(企業の部長クラス)。

ものすごい知識と情報、知恵を持っているかたが多いです。各国のあらゆる種類のデータベースへアクセスできる人もいます。(学会や国際的な団体の会員など)

このかたたちを利用しない手はありません。

言葉は悪いですが・・・・(笑)

自分の理解度をさらに深めたり、効率的な情報収集の方法を教えてもらったり、彼らしか知らない情報を教えてもらったり、できますので、博士課程の人間と知り合える機会があれば、チャンスです。

お近づきになってください。

私はそうしました。そうして、ある授業で論文を書かなければならなくなった際、おんぶにだっこで手伝っていただきました。

最初はまったくの手探り状態で藁をもつかむ気持ちでしたが、結果として、論文執筆の苦労が半減したと感じました。DBAのかたのおかげです。