小山ケイの人生ドリル30-事実を見つめる。Carefully see what it is.

今日の記事では、「事実を見つめる」ということについて書いています。

<もくじ>
●事実を見つめる。事実は「コップにあるのは半分の水」
●事実を見つめることはポジティブなことを想像する土壌を作るということ。
●私の最近の体験です。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は、カテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」で書きました。前回は下の記事を人生ドリルシリーズとして書きました。

1年前の今日、この記事を書きました。

●事実を見つめる。事実は「コップにあるのは半分の水」。

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以前このブログで、「コップに入っているのは半分の水。あるひとは『もう半分しかない』といい、あるひとは『まだ半分ある』という。いずれにとっても事実はひとつなのだけれど」と書いたことがあります。

コップに入った半分の水についてはよく言われますよね。事実は「半分入った水」。それを「もう半分しかない」と恐怖心にとらわれる人はそれによって想像力をネガティブな映像を描くことにつかってしまい、結果、そのよくないことを本当に引き寄せてしまうという例です。

たとえば平均台。平均台が細ければ細いほど、高ければ高いほど、「そこから落ちる」という恐怖心に裏打ちされた映像にとらわれます。そして本当に落ちてしまう。体のバランスを崩しながら。

けれど、事実は「目の前に平均台がある」ということだけです。練習に練習を重ねたひとであるほど、どんなに細くともいつもどおりその平均台を渡れるはずです。ところが私たちは事実よりも自分の強い思い(恐怖心)に裏打ちされた想像のほうを大切にしやすい。

自転車やゴルフもそうです。「石があるから左側には倒れたくない」とか「右にバンカーがあるから右に打ちたくない」と恐怖心やネガティブな思いを強く抱くと、その通りになりやすい。私たちの無意識という潜在意識は「(本人が)強く思っていること・感じていること」を実行しようとするからです。結果、体もそのとおりに動いてしまう。

恐怖心(fear)にとらわれると、その思いが強いだけに、私たちは強い思いによって無意識に想像した映像を現実化しようとします。わずかに体の重心を左によせたりハンドルを左に切ったり、あるいは手にしたゴルフクラブを使って体の捻転と体のあちこちのパーツを使って、「わざわざバンカーに入るように」クラブを振る。笑

●事実を見つめることはポジティブなことを想像する土壌を作るということ。

渋谷の工事現場
Construction area in Shibuya, Tokyo

上記のように、事実ではなく恐怖心のほうに自分の意識を強く向けてしまうと、それに裏打ちされたネガティブな想像が心を占めてしまい、結果、それを現実化するという悪循環に陥ります。

だから、その反対にポジティブなことを意識的に想像できるよう、事実をまず見つめてみる、という作業が必要になります。

もちろん、これは一朝一夕にはいきません。生まれてからポジティブなことばかりを考えられるひとはそう多くはないはずです。なぜなら、私たちは小さいときからの経験として、「身に起こること=よくないこと」としてとらえたことが多いからではないでしょうか。私もそうです。

横断禁止の標識
“No J-walk”

さっこん話題のマインドフルネスや座禅、ヨガの呼吸法、瞑想なども、心身を整えることで恐怖心ではなく事実そのものに意識が向くようにする実践的な訓練方法だと私は思っています。

★コップにもう水が半分しかない。→ 事実は「コップのなかに水が半分入っている」ということ。

★コロナウイルスが世界中に蔓延(pandemic)して不安。→ 事実は「コロナウイルスが世界的に蔓延している」ということ。

★歯がなんだかおかしい。不安。→ 事実は「かぶせている部分に違和感がある」ということ。私の実体験です。

●私の最近の体験です。

納豆やデンタルフロス

最近、またもや歯の具合がなんだかおかしいところがありました。数年前にも同じように、「一度治療してもらってかぶせてある部分がなんとなく違和感がある(舌にざらざらと当たり始める)」ということがあり、それは案の定というべきか、私が長年お世話になっているかかりつけの先生にすぐに見つけられてしまいました。さすがです。

浜松町のビル

そんなこともあり、今回もまた虫歯にちがいない、と思えます。ところが時期はコロナウイルスが蔓延しています。そして、なんどか触ってみると、なんとなくざらざらとした部分がわりと大きいように感じ始めました。痛みはありません。

いま行くべきか。

いったいなんなんだろう。虫歯だろうか。

青山一丁目

私は子どものころから歯が弱く虫歯だらけだったことは以前、このブログで書いたとおりです。それゆえ、さまざまなことが頭をよぎりました。虫歯かどうかわかりませんし、時期が時期だけにこのままコロナウイルスの蔓延が収まるまで待つべきか、と。

けれど、舌で触ってみたり指で触れたりする感触はやっぱり、以前指摘されたときと同じような症状です。そしておそらく、このままにしておくと状態が悪くなるばかりか、舌への悪影響も想像されてきます(以前、テレビの健康番組で、虫歯を放置していた人が舌癌になった再現フィルムを見たことがあったのです)。

"Keep out" tape

舌癌になるよりいい。虫歯で痛みがでてくるよりいい。コロナウイルス対策を徹底しながら受診してみよう。

そう決心して受診してみたところ、結果はやはり、大昔に治療した歯だったせいか、中で虫歯がかなり進行していたとのことで、今後また根管治療をするということ。

受診中の私の心臓は外から見てもわかるんじゃないかというくらい、ドクンドクン、と波打っています。そのいちばん大きな不安は「これはいったいなんなんだろう」という恐怖感。ここからいますぐ飛び出したいという衝動をともなって。

セントアンドリュース スコットランド

そして私は呼吸法を使いながら瞑想を試みました。そこではたと気づいたのです。事実をみればいいということを。いま私の心を支配しているのは事実ではない。恐怖心です。

でも事実は、

★やはり虫歯であった。

★根管治療が必要だと思われる(神経もすでに死んでいる可能性がある)。

★以前もしていただいているのでどんな治療が行われるか、知っている。

★違和感を感じてすぐに治療をお願いしたのは正解だった。虫歯だったのだから。

下田の日の出

私は小学校のときからひと一倍、緊張症であったり心配性であったりするのですが、それは自分がひと一倍、想像力がたくましいからだと最近では自分の良い点として解釈するようにしています。笑 楽ですし。そう思うほうが。

根管治療は技術力のある医者でないと難しいといわれています。また根管治療が必要な歯をそのまま放置していると歯茎の病気になったりもっと大きな影響が出るとも聞いています。信頼して長年お願いしている先生です。根幹治療はこれで2回目です。私の歯も私同様に中年になったのだと改めて思います。

そら

某社の歯磨き粉「●●●プレミアム」の箱には「大人の虫歯」として「むかし治療したところがまた虫歯になる」と書かれてあります。まさにこれだ!とパッケージをみて思いましたね。

受診後、心を落ち着かせてマインドフルネスを試みれば試みるほど、「だからマインドフルネスや呼吸法、瞑想をとりいれることがいいとされているのだ」とハっとしました。良い点が自然と降ってきたのです。しかも自分でもポジティブなことが考えられるようになった。

鶴岡八幡宮の茅の輪

私は生涯、健康であることを志しています。そして毎日、アファメーションによって無意識の領域にまでそれを浸透させています。そのなかで起きたことですから、これをさらに健康になることに生かさない手はありません。もっともっと、丁寧に歯磨きをしよう、歯茎の根元までしっかり、専用の歯ブラシをつかおう、などとあれこれ、積極的に、しかもわくわくとした心持ちで考えられました。映像とともに。

1) 事実はなんであるか。

2) 頭はからっぽに。気持ちは冷静に。

3) マインドフルネス。

4) その事実から得られる、「良いこと」「利点」を考える。

5) 場合によっては書き出してみる。

6) 4)をもとに行動してみる。ゆったりとした気持ちで。

 

日々、不安や恐怖心、悪い考えで気が滅入ることも多いですよね。私もそうです。だからこそ、それらに強く意識を向けるよりも、「実際に何が起こっているのか」を冷静な気持ちで見つめる。そして良い方法や解決策に意識が向けられるようにしたりそれらが自然と降ってくる状態を確保したいと思っています。おたがい、がんばりましょうね(^_-)-☆

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1年前のちょうど今日、この記事を書きました。

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