小山ケイの人生ドリル31-練習に練習を重ねる。恐怖心に打ち勝つため。To conquer your fear

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、人生ドリルとして「練習に練習を重ねる」ということについて書いていきます。

<もくじ>
●練習に練習を重ねたほうがいいのは恐怖心に打ち勝つため。
●では具体的にどんなことをするか。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事はカテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」で人生ドリルシリーズとして書いています。




●練習に練習を重ねたほうがいいのは恐怖心に打ち勝つため。

サントリーホール天井

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昨日の記事では「人生ドリル30」として「事実を見つめる」ということについて書きました。世の中には心臓に毛が生えているのか(?)、どのような状況でも緊張しないという人がいます。恐怖心もしかりでしょう。仙人のようなかたがたです。笑

けれど、日々いろいろなことに対して恐怖心を多かれ少なかれ感じるのは、私を含めて多くの人のつねだと思います。緊張や恐怖心は無意識という潜在意識のなせるわざと言われています。イレギュラーなことをすることで起こりうる事故や危険などからその人を守るためだそうです。

私も毎日、いやになるくらい不安を感じたり、ときには恐怖すら感じています。とくに新しいことを始めたり、よくわからないことに遭遇したりしたときです。「どんな感じになるんだろう」「それはいったいなんなんだろう」「どんなふうになるのだろうか」と

Google Japan in Shibuya, Tokyo

さいきんではそれらの不安や恐怖心が潜在意識のなせる業だと思えるようになってきたので、だいぶ冷静に対処できるようになりました。だから、昨日の記事で書いたように、冷静な気持ちで事実をじっくりと見つめて、次の良い一手が降ってきたり行動したりできるようになりました。

とくに恐怖心は、なにか新しいことを始めるときや人前で表現したり発表したりするときに起こります。

昨日の記事で私は平均台の例を出しました。幅が細いほど、高さが高いほど、恐怖心がめばえるものだと思います。でも練習に練習を重ねたアスリートであれば素人よりも恐怖心は少なくなるように思います。

slackliningというものがあります。両端に結びつけたロープの張り具合がゆるい(slack)ので、バランスをとるのがとても難しいのです。トランポリンみたいなものです。その上をまるで、踊りでも踊るかのように跳ねるように上手にバランスをとりながら歩きます。

サーカスのロープも相当高いところに張られています。プロはその上を歩いたりバイクで走ったりすらします。

こうした難しい技はもちろん、多くのズブの素人にはできません。なにより、恐怖心が先だってしまうので、「そこから落ちる」映像ばかりが強く浮かんで結果、本当に落ちてしまいます。

slackliningもサーカスのロープも、プロは日々、練習に練習を重ねています。恐怖心は芽生えるかもしれませんが、確かな練習をしていれば、本番では神がかったパフォーマンスができます。このことは以前、「緊張は神様とつながる直前のサイン」として私は記事を書きました。

小山ケイ過去記事】緊張は神様(天)とつながる直前のサイン。コツ3つ。

人間はどうしても恐怖心を多かれ少なかれいだくものです。それを抱かないよにするためには、練習に練習を重ねるしかありません。ロープを歩くプロのように。




●では具体的にどんなことをするか。

Suntory Hall

あたらしいことを始めるときに。これまで経験したことが再現されるのを恐れるときに。人前で何かを発表したり表現する際の恐怖心に打ち勝つために。




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★恐怖心は芽生えて当然であることをまずは認識する。

★たくさん練習する。

★恐怖心を深く掘り下げていく。

★練習を可視化する。

★だらだらでもいいので、「もういいかげんいいよね」を超えていく。

あらゆる時間をみつけて練習する。スキマ時間、朝の頭がすっきりとした時間。眠りに落ちるまえの時間。

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★恐怖心は芽生えて当然であることをまずは認識する。

どんなに大物のプロであっても、恐怖心をいだくことはあります。世界的なオペラ歌手、芸能人、舞台俳優などなど。

恐怖心は人間の想像力のたまものです。想像力がたくましい人ほど恐怖心をいだきやすい。そして恐怖心は自分の身を守ろうとする自分自身による防御作用でもあるのです。

 

★たくさん練習する。

大前提です。どんなやりかたであっても、とにかく練習します。勉強もしかりです。

 

★恐怖心を深く掘り下げていく。

自分がいだいている恐怖心はなんであるのか、よく見ていきます。

1) 人(観客)に対する恐怖心か。

2) 課題、演目、曲目に対する恐怖心か。

3) 舞台装置をはじめとする環境に対する恐怖心か、

4) 新しいことを始めるがゆえの恐怖心か。

★練習を可視化する。

可視化についてはこのブログで何度か取り上げました。たとえば練習するごとにアプリにデータを残したりノートに手書きで「正の字」を付けて回数を数えたりできます。

自分のやったことはともすると忘れてしまいそうになりますが、可視化することで物質的な証拠して残るので練習をたくさんしたという事実が実感として感じられ、それが自信につながっていきます。




 

★だらだらでもいいので、「もういいかげんいいよね」を超えていく。

いいかげんいいよね、ではそこで終わってしまいます。それゆえ、もういいんじゃないか、という気持ちをいだきつつも、「これでもか」というぐらいとにかく続けます。

というのも、ものごとにはこれでおわり、これで完成、ということはないからです。とくに表現の世界は無限なのです。

ものごとの大半は終わりがないということに気づく人ほど、神がかったパフォーマンスができるようになります。細部に心砕くことができるようになります。MBAコースの勉強にしたってそうです。それを悟れるかどうか。

 

★あらゆる時間を見つけて練習する。

ものごとの大半には終わりがありません。それゆえ、あらゆる時間を利用してやろう、という自身の心構えが大切になってきます。

語学の勉強と同じです。スキマ時間も大切な練習の時間になりえます。会社のお昼休みのスキマ時間にストレッチやアップをして翌月の市民マラソンに備えたり、取引先の電話が保留音になっているときにプレゼン原稿に目を通して明日の本番に備えたり。

ささいなことだけれど、この積み重ねが本番で恐怖心を打ち砕く強力な自信となってくれるのです。

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ちょうど1年前、この記事を書きました。