今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学し、15年に渡って「サステナビリティ・気候変動・地球温暖化」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再度、母校青学の大学院(ビジネススクール/MBAコース)で学位を取得した私・小山ケイが、中高生の学生さんが英会話を習得するコツを6つ、書いています。
<もくじ>
●学生さん(中高生)のための英会話のコツを6つ。
●基本は音読。それもできれば毎日がいい。そして、あれもこれもと手を出さない。
●会話の基本は日本語と同じです。相手と意志の疎通を図ること。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は、「英語(潜在意識を味方につけて)」で書きました。前回このカテゴリーで書いた記事は下からごらんになれます。
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●学生さん(中高生)のための英会話のコツを6つ。
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1) 基本は教科書
2) 中高生だからこそ正統派で。
3) Upspeak とDownspeakをしっかり。発音・発声も。
4) 簡単な表現をどんどんストックする。
5) 音楽・ゲーム・動画・映画。自分の興味のある分野を大切に。
6) 学校で習うことが必ずしも正しいとは限らない。
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1) 基本は教科書
学校の教科書は英会話の宝庫です。うんと利用しましょう。下のほうに単語や慣用句が書いてあったり説明が書いてあったりしますよね。それも含めて、隅から隅まで確認します。
そして本文はできれば、会話形式のものを重点的に利用します。
高校生ぐらいになるとわりと難しい論文とか著名な人のスピーチが掲載されたりしますが、中学生ぐらいなら会話形式の例文は多いはずです。
現在完了形も過去完了形も仮定法もすべて、会話に利用できます。
2) 中高生だからこそ正統派で。
スラングも若者言葉らしくて使いやすいかもしれませんが、慣れないうちはスラングはやめたほうがいい。日本語に置き換えたらわかると思います。まともな日本語も話せない外国人の若いのがやたら流行りの言葉や中高生言葉を使ってるとへんなのと同じです。
とくに、大学受験のためのスピーキング対策や留学を考えたり、将来もずっと使える英会話の力をつけたいと思うのだったら、最初のうちこそまともな言葉を覚えたほうがあとあと応用が効きます。応用のなかにスラングとか砕けた言い方が入ってる感じ。私の実体験です。
3) Upspeak とDownspeakをしっかり。発音・発声も。
UpspeakとDownspeakについてはこのブログで何度か書きました。
小山ケイ過去記事】疑問文の聴き取り特集!Did,Have,Do,Are,などで始まる場合。
発音と発声についても記事があります。
小山ケイ過去記事】米国英語における5W+Howの発音について。
小山ケイ過去記事】発音を形成するさまざまな要素から「強弱」について。
小山ケイ過去記事】英語の発音をいまいちど確認してみよう!歯のどこに舌をつけるか。下唇の噛みかたなどについて。
★語尾があがる質問はしっかり語尾をあげる。語尾が下がる質問はしっかり語尾を下げる。
★不必要にところどころをしり上がり(upspeak)にしない
★3つ以上のものを並列するときは、最後のものだけしり下がりに言う。
発音は最初のうちはなかなかうまくいかないかもしれない。けれど、最初だからこそ練習してみてください。ゆっくりでいいのだから。できるだけ正確な発音をこころみる。「強弱」と言われる、音程が一瞬高くなる部分を練習でおぼえる。そうすると正しい発音のくせがついて慣れてきます。
発声もひとつひとつの単語を声に出します。日本語は一部が吐息や小さな声になっても意味が通じることがありますが、英語でそれはほとんどありません。“Thank you”は”Thank” も”you”もどちらもしっかり、声に出します。意味が分からなければ上の過去記事を読んでみてくださいね。
4)簡単な表現をどんどんストックする。
教科書に載っている言い回しを中心に、簡単な言い方を単語帳なりノートなりにどんどんストックしていきます。
小山ケイ過去記事】英会話コツ5つ。その言いかたを思いつかないとき、簡単な言い回しや別の言い回しに置き換えてみる。
スピーキング対策と思うと、ともするとスピーチ対策になりそうですが、「英会話」は簡単な言い回しが中心です。相手とのコミュニケーションを図るということ。
スピーチ対策であれば自分の意見を英語にしていきますが、英会話の勉強はとにかく相手と話を途切れさせずになめらかな会話を心がけることが重要になってくると思います。
コツとしては、簡単な言い回しをどんどんくっつけていく感じですね。
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5) 音楽・ゲーム・動画・映画。自分の興味のある分野を大切に。
教科書の勉強と合わせて、自分の興味を感じる分野も大切にしてみてくださいね。最初のうちからあれもこれもと手を出す必要はありませんが、自分の興味のある分野の英語が目に入ったら気楽に見てみると自然に覚えたりしますよ。
6) 学校で習うことが必ずしも正しいとは限らない。
教科書が基本といいながら反対のことを言うようですが、たとえば米国大学へ留学したりあるいは大人になって仕事で海外赴任したりすると、学校で習ったことが必ずしも正しいわけではないということを知ることがあります。
たとえば、私は学校で「国を表す代名詞は”She”を使うこと」と習いました。けれど、私が米国大学へ留学したとき、ある授業の教授は論文を提出するさいの注意点として、「国にはホルモンはない。よって、論文中で国を表す代名詞を使う場合は”She”ではなく”It”を使うこと」とnativesをはじめとする全員にあらかじめ釘を刺してきました。
その教授の文体の好みもあったのかもしれません。でも私にはとても新鮮に感じるのと同時に、自分が学校で習ってきたことが必ずしもnativesの間でも正しいこととされているわけではないことを知りました。
いつか役に立つときがくるかもしれません。頭のすみにいれておいてくださいね。
●基本は音読。それもできれば毎日がいいです。そして、あれもこれもと手を出さない。
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このブログで何度も書いています。英会話の勉強は音読が基本です。それもできれば毎日。上の1)から6)を勉強します。だから、あれもこれもではなく、まず教科書を利用するところからはじめます。
慣れてきたらアプリやオンラインを使ったり参考書を何冊もみてももちろん効果ありますが、最初の最初からあれもこれもとやり始めるとどれも中途半端になってしまったり、あるいは訳が分からなくなって嫌気がさして結局勉強そのものを止めてしまったりすることがあります。
そうならないために最初の一歩はまず教科書から。
●会話の基本は日本語と同じです。相手と意志の疎通を図ること。
さいしょのうちはともすると自分の言いたいことを言っておわってしまいがちです。私がそうでした。けれど、英語であっても会話は日本語と同じなのです。
「英語でどういったらいいか」と私も尋ねられることがありますが、「相手の話をききとる」ことも同じく大切です。だから、相手の言ってることにまずは耳を傾けてみる。よく聞き取れなければ「もう一回言っていただけますか?」と聞き返してみてください。
Could you say one more time, please?
I’m sorry I don’t understand what you’re saying.
Excuse me?
I’m sorry?
Pardon me?
そうして聞き取れたらはじめて、自分の思ったことや感じたことをいってみる。「ああそうですよね」とか「なるほど」とか「私も賛成です」とか。あるいは意見とか。
I see.
I agree with you.
I like it.
分からなくて笑ってごまかすと、「ごまかすのはやめてくれ」とはっきり言われたりします。あるいは不快感を表情で表してきたりする人もいる。日本語とおなじく会話なのだから、笑ってごまかされたら意思の疎通が図れないですよね。相手もそれを嫌がってるのだと思います。
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