「ニュースピックス-THE UPDATE」で「MBA」を語っていたので、私の感想など。このブログで書いていたこととわりと似ていた意見で禿同もあり。

お盆のころに放送されていたのに見逃していた(笑)、NewsPicks “THE UPDATE”のからインスピレーションを得て、「MBA」「これからのビジネスパーソンにもとめられるもの」などについて書きます。



この記事のカテゴリー「働きながらMBA」は、下の記事から始まっています。

こちらは昨日書いた記事です。

●結局は、自分。国内・国外どこでMBA(ビジネススクールの学位)をとろうと。”THE UPDATE”からインスピレーション。

渋谷のビル

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お盆のころの放送だったようですが、見逃していました。笑 学校のセンセが多かったせいか、全体的にはわりと「ぶっちゃけ論」が少なかった気もしますが(残念!)グロービス田久保先生の「生かすも殺すも本人しだい」ということに禿同し、わが母校青学教授であり私と同じく青山ビジネススクールにてMBAを取得した大先輩(だと思われる)エリック松永さんの「MBAは経営修士なんですから『経営』に生かさないともったいない(つまり経営者やコンサルのシニアパートナーズになれ、ということ)」にも禿同し、幻冬舎のにーちゃん(笑)が「いずれ経営コンサルはオワコンで(そこの知識もコモディティ化して)いらない、ってことになるかもしれないけど、それが浸透するには時間がかかるかもしれないですね」と感想を述べたことも「お、そのとおり!」と思ったり。

なかなかに面白い番組でした。

 

番組の最初でコスパを語ってる時点でおかしい、という意見が出ました。以前私は「MBAは他人の評価や目を気にして取るような学位じゃない。だいたい他人に振り回されて(コスパ考えて)取りに行くのはおかしい」とブログで書きました。

「ある」と言われる「日本社会内のレール」に乗って生きてこられた男性エリート会社員のかたには「そうはいってもせっかくとるんだからコスパは考えたい」と言われそうですが・・・。

  小山ケイ過去記事】国内・海外でMBAを取得する意義

 

私が学位を取得したのははや、10年近くまえになりますので、MBAの学位自体の意味や意義も変わってきているかもしれません。でも番組をみたかぎりでは、「デザインを含めたアートや芸術との融合(?)もMBAにもとめられているかも」というような、私がずっと提案していることを結局、「うん、正しい方向に行ってますよ」と賛同していただいたような気がいたしました。

  小山ケイ過去記事】ビジネスパーソンよ。「直感力」を磨こう!

  小山ケイ過去記事】MBA取得のために母校青学のビジネススクールを選んだこと。

 

私がテレビのない生活を2012年から始めてすでに7年が過ぎました。なので、随所にインフルエンサーなんだろうな、と思われるかたがたの名前が登場(とくに幻冬舎のにーちゃんから)しましたが、よくわかりませんでした。でも触れている内容が、私が書いていることとほぼ同じようなことだったので、お仲間がいてうれしかったです。

以下は、上記の過去記事で私が書いたことです。

 

“持論ですが、もしこれからの時代MBAを取りに行く、というかたには、定量分析の能力を高めることばかりではなく、定性分析や「人間」というものについての深い理解力も必要だと思っています。

それがinnovativeかつoriginality あふれるご自身の武器になるはずです。そしてそれは、新しい何かを相手に与える可能性もある。”

渋谷のビル

MBAという学位は普通、「仕事に生かす」ことを目的に取得されるかたがほとんどです。どのようなかたがきのかたであっても。私の学年や他学年にも、お医者さん(MD)やすでに博士号を持っている人間(Ph.D)、スポーツ選手、俳優、あるいは修士号をすでに持っている人間が多数いました(なかには「これで3つめです」という人間も・・・!)。

NewsPicksの”THE UPDATE”でも触れていたことについて、私が思う、「こんなことをしたらこれからの時代、すごいビジネスパーソンになれると思いますよ」ということを書いていきます。

具体策も、書きます!

●定量分析の精度を上げたり知識を詰め込んだりする方向ではなく、表現・感性・感覚・直感・第六感等に根差した領域を大切にすべし。

渋谷の空

工業製品を含めて「デザインのある生活」という点についてはすでに、10年以上もまえからビジネス界では取り上げられていました。プラマイゼロの深沢直人さんデザインによる製品が無印良品で販売されたり、もと博報堂社員のデザイナー佐藤可士和さんが活躍されはじめたり。

小さいときから「画家かピアニストになりたい」と思っていたほどアートや芸術が大好きで自分でも絵やピアノを習ったり美術史の学位を米国で取得(副専攻ですが)した私にとって、工業製品やビジネスの世界でプロのアーティストやデザイナーのデザイン、感性そのものが主体となることはまるで、自分の価値観まで肯定されているような嬉しい転換期となりました。

上島のコーヒー

それまでの実業界が「箱モノ(建物や施設)は立派でも仏(質の高いアートや芸術)入らず」のようなバブル音頭を踊っていたからです。

そして冷戦終結によるインターネットの時代が到来し(米国が国防国益のための「インターネット」を世界に開放したからです)、産業革命以来と言われる技術革新がすすみ、アップルやマイクロソフトによるPC革命を経てスマホが一般人にまで普及し、いまや、AIの時代となりました。

AIはさまざまなものをコモディティ化するといわれています。MBAの大半の知識などはその典型ですよね。そして人間すらも・・・。

ビジネススクールが重んじる「定量分析」はAIでも代替可能な時代が来ているからです。

昔、「バイオニックジェミー」なんて米国のテレビドラマがありました。主役のLindsay Wagner  はオレゴン大学卒業ですので、私の大先輩です。あんな世界も現実となりつつある。体の一部は機械(AI)だったり。将来はビジネススクールの教授もPeppar2号3号が、なんてことになりかねない勢いです。

だから、分析を仕事としているビジネスパーソンだってAIに仕事を奪われる可能性がある。

そのための「差別化」としても、私が日本のビジネスパーソンに強くおすすめしたいのは、「人間にしかできないことをしましょう!」ということ。

買い手の側もAIで代替可能なものはAIで、人間にしかできないハイクオリティで面白いもの、イノベーティブなものは人間で、と選んでいきます。

Rugby World Cup 2019 in Japan

人間に対して人間がお金を払う(ビジネスが発生する)のは、「人間にしかできないことに対して」。これからの時代。

それが、表現・感性・感覚・直感・第六感等に根差した領域です。潜在意識の領域。これらは、アーティストやデザイナー、芸術家などの領域と思われそうですが、ビジネスにおいてもビジネスパーソンは自身でさまざまに用いることができます。いや、「用いるべき」なのです。それが人間にしかできないことだから。人より頭ひとつ出るために。

★人にものを頼むとき。

★人に自分をマーキングするとき。

★新しい企画を考えるとき。

★プレゼンするとき。

★営業するとき。

★文書を作成するとき。

★交渉するとき。

★解決策を考えるとき。

★問題に直面したとき。

Business-mind creation, Life creation, Business designing、などなどと呼んでもいいかもしれない(実際にそう呼んでる人もいるはずです)。

MBAという学位が授与されるビジネススクールで学ぶ利点はたくさんあります。私もこのブログで書きました。そして、これからのビジネスパーソンはそれプラス、上記の領域の感度を上げる必要がある。「one and onlyのtop of the top」になるために。幸せで、豊かな人生をおくるために。

【自分自身がコモディティ化しないための(!)具体的なことーあるいは社畜化しないために(会社員であれば)】

年収いくらいくら、という話には意味がない。それだけもらっても、家と会社の往復な人生ではもったいない(海外旅行にもいけず、国内のきれいなところにもいけず、おいしいものも食べにいけず)。会社の売上規模をベンチマークにすることと同じくらい、無意味です。まずはここをリセットしてみましょう。

日々、アートや芸術に触れる。ゲームもいいけれど、大きな美術館の展覧会ぐらいは月に1回、行ってほしい。昔の人の装束、ユーモア、価値観、生活風習などをしったり、自分の頭で考えたり、色使いから刺激を受けたり、構図に感動したり、とにかく「定量分析の領域」以外の領域のキャパが広がっていきます。

東銀座の歌舞伎座

◆”Remote work” や”Nomad”の可能性について考えてみる。ご自身のこととして(とくに会社員のかた)。そうすれば、人に平等に与えられているという24時間の時間のうち、自分の時間として手元に残る時間が多くなっていいます。

ラッシュも解消される。笑

上島珈琲

◆自分の「感情」につねに注意を払う。マインドフルネスで。

◆自分の「意識」につねに注意を払う。マインドフルネスで。

◆踊る。

◆歌う。

◆楽器を演奏する。

◆手紙を書いてみる。

◆香水をかいでみる。

◆お香をかいでみる。

 

●まとめ

銀座のまち

MBAという学位が授与されるビジネススクールに通う利点はたくさんあります。NewsPicksの番組をみているかぎりでは、あの先生がたにとっては「ネットワーキング(グロービスの田久保先生)」とか「自分の市場価値を知ること(もと財務省の人)」、「一人で勉強するよりも大勢のほうが勉強しやすい(崔先生)」などなどだそうです。

私が通ってよかったと思えた点も以前、このブログで書きました。

  小山ケイ過去記事】「MBAを取るために母校青学に戻ったこと」

 

たぶんおもうに、振り返る地点によって「ああ、あれが利点だったな」ということは変わってくるんじゃないかな。

浜松町のビル

いま、この瞬間に「ビジネススクールに通ってよかったな」と私が強く感じることはやっぱり、なんども触れていますが、これからの将来、あるいは長い未来にかけて、「人間は生まれながらにして天から与えられたもの(GIFTS)をその人生において存分に生かしていくことが、豊かで幸せな一生につながっていく」ということがしみじみわかったことですね。

すべては自分。自分の中に確固とした軸を作ることが、どんな状況でもどの時代でも”top of the top of ‘one and only'”な輝かしい自分につながっていくと思います。

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