⚫️贈られたものにはどう反応するか?ー小山ケイの人生ドリル。
私が今日書く「贈り物」とは、親しい人や顔見知り、親戚、自分が大切に思っている人、自分が「仲が良い」と思っている人からのプレゼントということです。
私の祖母と生前、話をしたときのことです。祖母はこう言いました。
「あたしさぁ、こちらから何か贈り物をすると、向こうからもすぐに何か贈り返してくる人いるじゃない?あれ、なんか好きじゃないのよ」
実はそれを聞いて同意しました。私も同じだったからです。
それまで私も「なんで嫌なのかなぁ」と思ったのですが、中年になった今、なんとなく理由が分かりました。私も祖母もおそらく、「自分たちの好意が拒否されている」、あるいは、「借りはつくらない、と相手は思っている」ように感じたのだと思います。即座に返礼されると。
即座に返礼する人はおそらく、こう思っておられるのだと思います。「あら、悪いわ。こんなふうに頂いて。すぎにお礼をして気持ちを表さないと」。
これが私のおめでたい解釈である(笑)とするならば、こうも考えられます。
「人からものを贈られて、それを返礼という形ですぐに表さないのではこちらの社会性や礼儀が疑われてしまう。私は至って社会的で礼儀正しい人間である。それを相手に即座に伝えなければ」。
こんなこと、学校では教えてくれません。つまり、返礼のタイミングということ。あるいはその中身や、「誰からの返礼か」ということも。
⚫️私の友人の例。
もう30年もまえ。
私の友人が見合い結婚することになりました。
私は彼女に当てて、お祝いの品として、彼女が好きな香水や化粧用ポーチなどのセットを贈りました。自分の名前で。
すると、彼女からは即座に「返礼」が届きました。お見合いして結婚するというお相手の男性と連名で。そして中身は私と同じく、化粧用ポーチ。その他のタオルなどと一緒に。
私は複雑な気持ちになりました。
★返礼が即座である。
★のしに書いてある「送り主」がまだ結婚もしていない、お見合いして知り合った婚約者との連名であること。
★私が贈ったものと、まったく同じものが贈られてきている、ということ。
見合い結婚ですから、私はお相手のかたと一度も顔を合わせたことはありません。それに、私が贈ったものとまったく同じものが返礼として贈られてきている、ということに私はおそらく、こんなことを感じたのだと思います。いまにして思うと。
「なんなの?私はあなた宛に贈り物をしたのに、あなたは私の知らない人と連名で返礼してくる。私との付き合いは今後、そのかた抜きではありえません、ということ?しかも、私が贈ったものと同じく化粧用ポーチが入ってる。これって虚礼じゃない?送ってきたのも即座。まるで私の好意をぴしゃりと跳ね返してるみたい」
人それぞれ、と言ってしまえばそれまでです。「返礼、ありがとう!」と喜んで終わり、という人もいるでしょう。
でもなんかなぁ。
⚫️私が好感と感謝を無意識に、瞬間的に感じる「返礼」
★贈ったらすぐに、「ありがとう!」と「連絡」がくる。いまの時代ならメールなりSNSで。
★たいめんであれば、大きな笑顔がある笑。
★それがどんなに嬉しいか、具体的に知らせてくれる。
★どんなふうに使ってくれてるか、使うつもりか、教えてくれる。
★こちらが「贈り物をした」ことを忘れた頃、あるいはひと月以上たったころ、「こないだは素敵なプレゼントをホント、ありがとね!」と、こちらが贈ったものとは異なるものが贈られる。まるでサプライズのよう。こちらには。それも、こちらが日ごろから「これ好きなんだぁ」と言ってたようなものや趣味、私のことを「想いながら」贈ってきてくれるものなど。

