小山ケイの人生ドリル102 – 人に「いいイメージ(祈り)」を送ってみる。Pray for others.

今日の記事では、新たに始まる大学入試である共通テストの受験日が近づいているということもあり、「いいイメージ(祈り」を送ってみるということことについて書いています。

<もくじ>
●人に「いいイメージ(祈り)」を送ってみる。
●なぜ人にいいイメージを送ると良いのか。

 ●私から後輩たちへ贈る「いいイメージ(祈り)」

 

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。

●人に「いいイメージ(祈り)」を送ってみる。

いよいよ大学入試共通テストが始まります。

第1回目ということだけではなくコロナ禍での受験は、不安や大きな緊張を感じることも多いかもしれません。

今日は「祈り」ということについて書いてみますね。

私から後輩たちへエールを込めて。

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「祈り」というと宗教を連想することが多いと思います。けれど、無宗教の人でも「祈り」が力を持つことがあります。

それが他人に対してであればさらに。

こんな経験はないですか?

信頼している先生や先輩、尊敬している人から「大丈夫。君はできるから」と声をかけられると安心して本当にそのように結果が出せた。

あるいはスポーツの名監督から「大丈夫!いける!」とコーチングで声をかけられると、がぜん気合が入って120%の力が発揮できた。

「大丈夫。君はできるから」も「大丈夫!いける!」も、その言葉を放ったかたからすると、他人に対していいイメージを送ったことになります。

いいイメージは祈りと同じです。

そして言われた本人はそのとおりに動いた。あるいはそれ以上に。

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プラシーボ効果という言葉がありますよね。

本当はその薬には効能はなにもないのだけれど、「こういう効能があるから」と医師や専門家に言われて飲んでみると、本当にその効果を発揮した、という実験です。

人の潜在意識が持つ自己治癒力が上手に働いた結果だと思います。

信頼できる人に言われると、それが本当だと信じられる。つまり、「効果があって当然」という気になってくる。自己暗示をかけながら。

それによって自分の体もその効果を発揮するように自己治癒力を利用して反応してくる。

「いいイメージ」という祈りもそれに匹敵する。

不思議ですよね。

物理的に離れている人であっても、その思いが届くことがあります。

でも人はさまざまな感覚をよりどころに生きている。だから、相手の日頃の言動や言葉尻、ちょっとしたしぐさからその思いを受け取ることができるのだと思います。それを受取ろうという気持ちのある人(無意識であっても)であれば。

さらに。

いいイメージは人に伝播しやすい。

まったく見ず知らずの人に対してもそうです。

見知らぬ土地の人に対して、「一刻も早く事態が解決しますように」「安らぎが訪れますように」と祈ることで、それが別の人になんらかの形で伝わり、実行力や行動力のある人にも届いて解決が促されることもあります。

10代くらいの若いときはまだ、この「祈りの力」をよく分からないので、とかく大きな実行力のあることを重視しがちです。私もそうでした。

でも、祈りを侮ってはいけない。

この世の中は、自分独りだけが存在しているわけではない。

だからこそ、自分だけではどうにもできないことも、大勢の人の力が合わさることで動いていくことも多いのだと思います。

 

●なぜ人にいいイメージを送るといいのか。

青山学院の正門

 

おもしろいもので、自分に対する祈りはとかく力みがちです。

「大丈夫。ぜったいうまく行くから!」

「ダイエット成功するから!」

力みがちになると、潜在意識はその裏にある「失敗する自分がいるから一生懸命、力みながら祈っている自分」を敏感に感じ取ります。そしてその「失敗する自分」という強い思い(イメージ)を結局、叶えてくれる。笑

けれど、人に対するいいイメージというのは、その「人」に対して好意を抱いたり愛を感じたり相手のことを思いやっていなければ、なかなか抱くことはないと思います。

利己ばかりではなく利他も。

大変な思いをされている被災地のかたの平安を。

自分、自分、ばかりではなく、人を思ってみる。

だから宗教では「祈り」を重要な儀式や行為として大切にするのだと思います。

●私から後輩たちへ贈る「いいイメージ(祈り)」

 

1) 「圧倒的な練習量(勉強)」を確保しましたか?

自分が「やった」と心の底から思えるのであれば大丈夫、本当に圧倒的に努力したのです。

2) ほどよい緊張感。

試験に近づくにつれて緊張感は出てきましたか?

試験当日は緊張感は保てましたか?

緊張は神様とつながる直前のサインです。

小山ケイ】「緊張を楽しむ」。

3) 集中力。

80分という試験時間が160分くらいあるように感じていますか?

集中力があるときは、1秒という短い時間の流れも細かく目で追えるくらいに私は感じることがあります(!)。

4) 心身の統一。

深い呼吸と連動するリラックス感、心地よさ、頭がすっきりとする感覚、を感じていますか?

そして最後にひとこと。

「もし『失敗した!』としても大丈夫。今の時代、道はいくらでも開けます。自分さえやる、と決心すれば。私もそうしてきたから」