英語でプレゼン。重要ポイントは【5つ】。アイコンタクト、しぐさ、そのほかPerformanceとして。

英語でプレゼンをする機会は、
学生さんの授業としても
だいぶ増えてきました。

え、来週ある?緊張しますねぇ。笑

英語圏の人であっても、
大勢の人のまえで話すのは
とても緊張するそうです。
大丈夫、今日は私の経験や
友人たちの話などを踏まえて、
緊張の解き方を含めた解決策などを書いていきます。

【解決策】
1) 抽象的なことよりも、
具体策を徹底的に頭に入れる。
緊張はだいぶ薄れます。
2) アイコンタクトの方法。「W型とZ型」
3) 原稿は丸暗記。受験勉強だと思って。
4) プレゼン者は役者。原稿はセリフ。
5) 【おまけ】米国で長期間生活するのであれば
番外編】最後まで読んでくださったかたにお伝えする、「究極の結論」
アイコンタクトは重要視しなければならない。

では具体策と詳細を述べていきます。




●プレゼンは、英語、日本語、何語であっても緊張するもの。ポイントは【5つ】

Suntory Hall

 

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1) プレゼン方法について。

抽象的なことよりも、具体策を徹底的に頭に入れると緊張はだいぶ薄れます。

2) たとえばアイコンタクトの方法。「W型とZ型」

3) 原稿は丸暗記。受験勉強だと思って。

4) プレゼン者は役者。3)で覚えた「原稿」はセリフ。

5) 【おまけ】米国で長期間生活するのであればアイコンタクトは重要視しなければならない。

Suntory Hall

以下が詳細です。

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1) プレゼン方法について。抽象的なことよりも、具体策を徹底的に頭に入れる。

大勢の人間の前でも平気で発表できるよ、というひとがいます。

いっぽうで、緊張する、という人もいる。

たった数名の知り合いのまえですら発表することは苦手、という人もいます。

コーヒーカップとコーヒー

プレゼンの緊張は、具体策を徹底的に頭に入れることでだいぶ薄れます。

現場で聴衆うんぬんよりも、システマティックに自分のプレゼンをチェックできるようになるからです。

チェック項目リストをチェックしているだけという心境になりますから。

「堂々と」「活舌よく」「身振り手振りをつけて」などと抽象的な精神論を言われても、実際に舞台のうえに上がると頭が真っ白になることもありますよね。

2)たとえば「W型とZ型」のアイコンタクト。

私も米国大学の学生だったとき、プレゼンの授業ではさんざん、「アイコンタクトをとりなさい」と口をすっぱくして言われました。

「W型とZ型」とは、audienceを目線でWと書いていくかZと書いていくか、ということです。

Wは会場の左上はしから手前に目線を徐々に移し、そこから一番下のほうまでたどってきてもう一度会場奥のほうに目線を移していく。

こんどは奥のまんなか付近。

そしてそこからさらに右下のほうに目線を移して、最後は右一番上までたどる。

これらはすべて、ゆっくり行います。

Zは会場内に目線で大きく「Z」の字を書いていく方法です。どちらでも、自分のやりやすいほうで良い。

サントリーホール

「Wを書くかZを書くか」

「ゆっくり、目線を移す。野菜畑の中を」

当の本人は目線を移しているだけですが、会場のaudienceとして見ていると、ちゃんとゆっくり、まんべんなくアイコンタクトを取ってるように見えます。

とにかく要点は、「会場内にWの字を書くかZの字を書くか」。

できるだけ、きれいな字を目線で書きましょう!(#^.^#)

audienceの薄くなった頭の部分とか白髪の髪の毛、お団子にしてる部分などを見ていれば大丈夫です。手の位置なども気になる方は、右手を左手の上に組んで、ときにはその手を大の字に大きく広げるというやりかたもあります。4)で詳しく書きます。

サントリーホール

3)原稿は丸暗記。受験勉強の「英語」だと思って。

プレゼンの原稿は丸暗記したほうがいいです。

Steve JobsやBill Gatesが仕事のプレゼンで原稿に目を落としながらプレゼンしている姿なんてほとんど見たことがありません。

まぁたしかに、私がこのブログでお伝えしているように米国はアイコンタクトが死活問題となることがありますので、市民ですらとにかくよく目線を合わせてくれます。

  【小山ケイ過去記事】海外留学・生活は単身で若いうちに。

英語はdiversityのある社会で使われることの多い言語、

とも先日お伝えしましたが、

  【小山ケイ過去記事】たとえ受験校の採点者であっても、自分の英作文を読んでくれる人は「読者」である。

英語のプレゼンも、たとえ日本の大学で授業の一環として行うとしても、世界の舞台で英語でプレゼンすることをイメージしてやってしまいましょう。

サントリーホール

原稿は、丸暗記。

受験勉強の暗記物の要領で。

受験勉強が得意な方って多いですよね。

私はモチベーションがまったく上がらずだめでしたが。笑

ちなみに、音楽を演奏するさいの譜面を覚えたり舞台でセリフを覚えたり、シンガーが曲を覚えたりすることにも共通しますが、暗記物は「これでもか!!」というぐらい、しつこく、何度も何度も、いやになるくらい、唱えます。

本番のとき、とつぜん頭が真白になったりしないように。

「まさか」という魔物が舞台には潜んでいますので・・・。

4)プレゼン者は役者。原稿は「セリフ」。

横浜ジャズプロムナードの舞台

私が高校生のとき、日大芸術学部の演劇科に合格した友人がいました。

彼女は高校1年のときから大の演劇人。

大学在学中は自分の劇団も旗揚げしました。

その演劇人である彼女が高校生のときに教えてくれたのは、「舞台では手足を大きく広げるほうが見栄えがいい」ということです。

何も動きがないとなんとなく小さくまとまってるように見える。

よく考えると、ああたしかに、と納得しました。

 

これはプレゼンにも言えます。

無意味に手足を広げる必要はありませんが、サイズを示したり高さを示したりするときは、自分の手が最大限広げられるところまで広げたり、ポインターとパワポを使うのであれば、ポインターを持つ手の脇はくっと広げて、腕をL字型にして大きく指し示すほうが見ているほうは安心感があります。

プレゼンターが堂々としているように見えるので、彼・彼女の言うことに身をゆだねていればいい、という気持ちになるからです。

Royal Albert Hall in London
Royal Albert Hall in London

3)でしっかり、原稿を丸暗記していれば、あとはそれにそって上記の振り付け(?)と、2)をすればいいのです。

「ど」がつくほどの緊張症の人は、振り付けも覚えてしまって、原稿のこのタイミングでこういう振り付け、しぐさ、声の抑揚はこういう感じ、とすべてあらかじめ、徹底的に設定してしまいましょう。

なにをかくそう、この私が「ど」緊張症

いつもこの方法をとっています。

ことこまかく設定して、それを毎日毎日、練習しながら頭に叩き込む。

コツコツやるのはわりと得意なので。

役者さんも、すごく芝居のうまい人って素顔はシャイな方が多くないですか?

たぶん、徹底的に役を作りこんでいるんじゃないかな。

そうしないと、素の自分をさらけだすことになるから、とか・・。

5)【おまけ】米国で長期間生活するのであればアイコンタクトは重要視しなければならない。

米国でアイコンタクトがこれほど重視されていることを知らずにアイコンタクトをしなかったばかりに、私は現地でコンビニの兄ちゃん姉ちゃんから思い切り無視されたことがあります。

日本だとコンビニの兄ちゃん姉ちゃんのほうがのっけから目をそらすのにね。笑

 

目線はしっかと、合わす。

具体的に書きます。

1) 入店したら、すぐさま「Hi」といいながら店員を探す。

いれば目線を合わす。笑顔とともに。

2) これはガソリンスタンドやそのほかの店舗でも同じ。

3) 青っぽい瞳の人であろうと、自分と同じようなこげ茶色の瞳の人であろうと、グリーンの瞳の人であろうと、相手の瞳の「奥までじっくり、のぞき込む」。

 

なぜか?

日本に帰国してしばし自分で考えてみてわかりました。

私も日本国内で何かを誰かと一緒にしばらくやることになったとき初めて相手とあいさつするさいは相手の瞳をしっかりと見ながら笑顔で「よろしくお願いします」と言ってました。

これを人からやられないと、「なんなの?目も合わせないで」となる。

他意あるように見える。

「奥ゆかしい文化」の日本においてすら。

人間の心理なのだと思います。

相手と目を合わせることで、「私はあなたの存在をしっかり、認識して、尊重しています」と意思表示している。

程度の差は日米の文化間でもちろんあるけれど。

 

それが長期間一緒にいることになれば「組織」となり、そしてやがて「国」すらをも一緒に作っていくことになる。

●緊張して心臓がめっちゃどきどき。潜在意識が正常に私たちを守ってくれてるからですよ。

サントリーホール

大勢の人のまえでとつぜん、何かを言わなくてはならなくなったとき、私の心臓は文字通り、「口から心臓が飛び出すんじゃないか」と思うくらい、どくん、どくん、と脈打ち始めます。

ここで血圧なんか測られたら軽く200ぐらいはいきそう、といつも思います。

 

慣れないことをするときは、潜在意識が働いて

「いつでも逃げられるように」

「体温調節できるように」

「自分の身を守れるように」

血圧があがったり、心拍数があがったり、汗をかいたり、鳥肌がたったり、歯ががちがちいいだしたり、ブルブル震えたり、女性であれば生理不順になったりする。

太古からある人間の自衛本能です。

 

だから、慣れないプレゼンでどきどきしたり頭が真っ白になったりがたがた震えだしたりするのは当然!

 

そう思ってしまえば、大丈夫。

あとは上記の具体策を冷静に、徹底的に、やるだけです。

 

不慣れな人のプレゼンが成功するかしないかは、事前の練習・下準備という「こつこつ」にかかっているのです!

●ここまで読んでくださったかただけにお伝えする、「プレゼン内容そのものに関する究極の結論」笑

サントリーホール

ここまでしっかりと読んでくださって、ありがとうございます!

タイトルにも書きましたように、今日は、「表現(performance)としての英語プレゼン」について書きました。

 

「じゃぁ、内容そのものはどうなの?」

 

そう思われるかたに今日は1点、お伝えしたいことがあります。

 

私はこのブログで何度かお伝えしていますが、

プレゼンって一番大切なことは、「どう表現(performance)するか」であって、内容は二の次、というところがあります。

・・・・って身も蓋もないですね・・・。笑

 

 

でも、ご自身でこれまで、聴衆として聞いてらしたプレゼンを思い出してみていただけるとあ、と共感していただけるんじゃないかと思います。

 

もちろん、ビジネスプレゼンは内容がいちばん大切ですが、聴衆を前にした気楽な講演会とか自分が担当する個所をクラスで発表するときとかビジネススクールで自分が受講したクラスを新入生に紹介するプレゼンとか、わりと人は「内容」ではなく「その人の態度」を見ている。

良くも悪くも。

この点はまた、書いていきます。

とにかく今日は、「プレゼンは表現ですよ!パフォーマンスですよ!」ということを書きました。

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