The Wisdom of Crowds「みんなの意見は案外正しい」ー小山ケイの人生ドリル187

The wisdom of crowds

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、”The wisdom of crowds”について書いていきます。

<もくじ>
●The Wisdom of Crowds「みんなの意見は案外正しい」ー小山ケイの人生ドリル187
●言葉としての”THe wisdom of crowds”
●人生ドリルとしての”The wisdom of crowds”。

 

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。

●The Wisdom of Crowds 「みんなの意見は案外正しい」ー小山ケイの人生ドリル137

 

ジェームス・スロウィッキー氏 (James Srowiecki) による著作のタイトルでした。

日本語訳の妙(翻訳は小高尚子氏)もありますが、「ああたしかに」と思わせられます。

言葉として。

そして人生ドリルとして。

私はプロの翻訳者として自分専用の辞書(コーパス)を作っていますが、自身のコーパスを見返していて、氏の著書が登録していました。

今日は、そのことについて書いていきます。

●言葉としての”The wisdom of crowds”

私が””The wisdom of crowds”と聞いて思い浮かぶのは、“universe”です。

The wisdom of crowds = universe.

そしてそれはさらに、”God”につながる。

The wisdom of crowds = universe = God

熱心な宗教家には“God(s)”は擬人化された存在かもしれませんが、無宗教の私には「神」という存在はまさに人々の叡智 (Universe)そのものです。

スロウィッキー氏もそのことを無意識とはいえ感じていたのだと思います。

氏の切り口はビジネスや社会全般のことですが。

 

★”Wisdom” = 叡智。

★ Crowds = 群衆。

直訳すると、「群衆の叡智」

 

”「みんなの意見は案外正しい」

群衆の英知、みんなの意見は案外正しい』(みんなのいけんはあんがいただしい)は2004年に、ジェームズ・スロウィッキー(英語版)によって発売された本『The Wisdom of Crowds: Why the Many Are Smarter Than the Few and How Collective Wisdom Shapes Business, Economies, Societies and Nations(群衆の英知:なぜ多数は少数より賢いのか。” ー小山ケイ自身の翻訳コーパスから引用。

●人生ドリルとしての”The wisdom of crowds”。 “The wisdom of crowds on your “Life Exam”

私がいち一般人として生活していて、「おなじく一般人として生活する人たちの感覚は素晴らしい」と思うことはたくさんあります。

電車で乗り合わせた見知らぬ人たちの話だったり、街で見かけた光景だったり。

スロウィッキー氏の本では、「群衆の叡智」が発揮される条件が掛かれていますが、私の「人生ドリル」としては、いたって感覚的なものをベースにしています。

けれどそれはほぼ、直感でもある。

だから、考えずにそれに従ったり受け入れたり。

それはこんな具合に。

 

★ちまたで「いい」と言われるものはやっぱり、いい。笑

→ だれかの情報操作やPR作戦ではなく、たとえば知名度が皆無の一般人によるTwittter投稿やブログ、SNSでの評判。

★井戸端会議で話題になったことや交わされた意見から取り出された「エキス」。

★見知らぬおば(あ)ちゃんたちがする世間話。→ 妙に的を得ていることが多い。

★店頭にて。やけに大量に売れているものは「いい」。→ CMやPRによるものではなく、PBや無名のものなど。コスパが良かったり品質が良かったり便利グッズだったり健康に良かったり。

★視聴率がいいもの。→ とくに、無名のひとが出ているもの。一般人が出ているもの。

★「ケインズの美人投票」。→ 大勢に「かっこいい」「イケメン」と言われる人はその通り。笑 ただし、好みに関係はない。「かっこいいけれど、イケメンだけど、私の好みではない」