今日の記事は、母校の青学から単位を持って青学が交換留学制度を有する米国大学へ編入学して卒業し、その後も「サステナビリティ・気候変動」等に特化した専門翻訳会社を経営しながら再び母校・青学の大学院へ戻って、MBAを取得した私・小山ケイが、昨日オンラインで開催された、日経新聞主催「日経MBA Expo 2020」について書きます。
MBA取得を考えておられるかたや興味あるかたのご参考になることを願いつつ・・・。
<もくじ>
●ZOOM開催「日経MBA Expo 2020」にオンライン参加してみました。
●一橋大学ビジネススクール(千代田区ICS校)と多摩大学ビジネススクール
この記事のカテゴリー「働きながらMBA」は、下の記事から始まっています。
●ZOOM開催による「日経MBA Expo 2020」に参加してみました。
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1か月ほどまえに、日経電子版に広告が載っていたので応募していました。昨日がその、「日経MBA Expo 2020」でした。
https://ps.nikkei.co.jp/mbaexpo2020/index.html
私は事前に、一橋大学の楠木健教授による国際企業戦略専攻(国立市にあるMBAコースのほうではなく、千代田区一ツ橋に校舎があるほうです)に関する講義と、多摩大学のSDGs関連の講義(堀内勉特任教授)の2つのWebinerに申し込でいたのですが、他もチラ見できるのだろうか、とためしてみたら、我が母校青学の講義にも「入室」できました。
青学ビジネススクール(通称「青山ビジネススクール(ABS)からは、組織論の須田敏子先生によるフォーラム形式でした。
チラ見したときにはちょうど、私も受講した「500番台」と呼ばれるアクションラーニング系授業の体験談をOGが話していたところ。
なんでも、「さいしょはアナリストのようにレポートを作るようなファイナンス関係の500番台を受けようと思っていたのですが、結局、いちばん大変なマネジメントゲームを受講してしまいました」とのこと。
あれれ。
あなた、マネジメントゲーム「しか」参加してないんだから、「他のよりも私の参加したのがいちばん、大変だった~!」なんて言っちゃ、だめでしょ。笑
(人間のサガですね。こういう人、よく見かけます。「あたしのナニナニが一番ナニナニ!」と言いたくなるらしい)。←私より年下っぽかったから言わせてもらうね。
青学のビジネススクールに通うことも選択肢にいれているかたに誤解を与えないようにあえて記しておきます。どのアクションラーニングコースも体験者から聞いた限りでは大変ですよ。おそらくどの学校のアクションラーニングもそう。
「アクション」というぐらいですから、じーっと座ってホワイトボードをしこしこ書き写す、なんて授業じゃありません。
クラスでの発言 (Class participation)も大いに奨励される。
体験学習に出かけることもある。
青学の場合はアクションラーニング授業は通年。
課題も多く、グループワークも多く、クラスメートもなんだか優秀なのが多くて、私は授業についていくのがやっと、という感じ。
もちろんそのぶん、実りも多いのですが。ABSの場合は先生方が本気な方が多いってこともあるんじゃないかな。きっと。
(そうじゃなきゃ、どこかの法科大学院みたいに「定員割れでコースの提供を終了(廃科)」みたいなことになってるはずです)
くだんの彼女が「受講しようとしていた」ABSのアナリスト体験コースは、この私が通年で受講したクラスです。講師は現役のトップアナリスト。ご本人からは私もクラスメートもみんな、かなりぼこぼこにされました。
熱い、人間味のある先生でしたね。
アタマはかたかったけど(大笑)。
(にしても。スダ先生がすっかり「こけし」みたいにまん丸なお顔になられておられたので私はびっくらたまげました。10年の歳月はやっぱり人の容姿を変えるもんですね。さて私はいかに・・・怖)
●一橋大学(千代田区のICS)と多摩大学
いずれの学校も私が卒業した青山ビジネススクールにはない特色があって「面白い」と思いました。(だからこそ、最初からこの2つだけを選んで申し込んでおいたのですが)。
受講(見て)して良かった。
楠木先生などは私と同じでバンド活動もされておられるせいか、お声がすごーく通る。
オーラ放ってましたね。PCの向こうから。
ベストセラー作家の風格でしょうか。
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【一橋大学ビジネススクール国際企業戦略専攻(ICS):東京都千代田区一ツ橋(最寄り駅は地下鉄竹橋)
「世界のNonaka(野中郁次郎先生)」を名誉教授に抱えるMBAコース。
私も母校青学ビジネススクールに入学する数年前、説明会に直接足を運んだことがあります。
そのときに見た印象どおり、全体的に留学生が多くて(約8割とのこと)、全日制で(青学と同じく「フルタイム」と呼ぶらしい)、入社年数が平均6年ぐらいの若い人が多いビジネススクールとのことです。
授業はすべて、英語で行われます。
20代くらいのうんと若いひとで、将来グローバルなキャリア形成をしたい(とくに外国人が)と思った人に、たくさんの知見と経験を「学位」とともにもたらしてくれる研究科だと思います。
楠木先生の話を聞いていると、「ダブルディグリー」というものがどうもICSのウリのひとつのようなのですが、残念ながらこれは水戸黄門の印籠のように可視化させたり名札のようにぶら下げたりすることはできません。MBAという学位自体も実はそう。
だからこそ、それがあたかも可視化されたもののように「周りに自分の実力で(ダブルディグリーホルダー・MBAホールダーであることを)感じさせてやるぞ」、と意気込める人が、その学位をキャリアに活かせるんじゃないか、と私は思いました。
それも、オリジナリティあふれるやりかたで。
【多摩大学ビジネススクール:「SDGsを踏まえた新しいビジネスのあり方と社会的インパクト投資の意義」(堀内勉・特任教授】
私の仕事にとても関連する内容でした。
堀内先生がおっしゃっておられたように、どのMBAコースでも「コーポレートファイナンス」は必修科目(あるいは類するもの)で提供されていると思います。けれど、「ソーシャルファイナンス」というファイナンス方法をMBAコースで授業として提供している学校はほとんどないはずです。
最先端で「ホットな」授業だと言えます。
公式サイトを見ると、実務に力をいれているそうで、現場に活かせるMBAを取得したいと考えている中堅ビジネスパーソン(35歳前後ぐらいの会社員)にはおすすめの学校ではないか、と思いました。
住所を見ると、品川駅からすぐ(それも駅から傘を差さなくても歩ける屋根付きの連絡通路づたいで通える。笑)なので、首都圏の企業からの通学はもちろん、場合によっては新幹線通学もありでは?と思いました(渋谷の青学にも新幹線通学していた人はいました)。
学位取得だけではなく、授業一コマだけの受講もできるそうです。
すでにMBAを持っていたり、企業のトップとして仕事をしている経営層の人で、「最先端のビジネスマターについて再学習したい」と思っておられるようなかたにも、興味惹かれる授業があるように思いました。
多摩大学ビジネススクール:東京都港区港南2-14-14 インターシティフロント5F(品川駅から徒歩5分ほどです)
+当校の公式サイトがSSL対されていませんでした(アドレスバーに「保護されていないサイト」と表示されます)。そのため、URLを掲載するのを控えたいと思います。ご興味あるかたはご自身で検索なさってみてくださいね)
その他、「日経MBA Expo 2020」に参加していた学校:青学、慶應、マギル、名古屋商科大学、一橋大学(金融戦略・経営財務プログラム)、早稲田、マサチューセッツ州立大学
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