【英語のライティング試験に備える】「an email」と「the email」2021年大学入学共通テスト(英語リスニング試験)第3問14の4つの選択肢から。

Hamamatsu-cho, Tokyo

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、2021年から開始した大学入学共通テストの英語リスニング試験「第3問14」から「the email」と「an email」ということについて書いていきます。

<もくじ>
●【英語のライティング試験に備える】「the email」と「an email」。2021年大学入学共通テスト(英語リスニング試験)第3問問14から。
●”the email”と”an email”の発音。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。







●【英語のライティング試験に備える】「the email」と「an email」。2021年大学入学共通テスト(英語リスニング試験)第3問14から。

小山ケイが自分で書いた手書きの英文

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★★★★★朝日新聞社公式YouTubeサイトからの引用です。大学入学共通テスト2021「英語リスニング試験問題」音声。Quoting from the official YouTube video of Japanese newspaper, The Asahi Shimbun Company ★★★★★

毎日新聞「大学入学共通テスト2021」問題と回答 (URL)  https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2021/q/?sub=L1A3

先日私は、「英会話ではbe動詞とか冠詞はその話の全体における『情報』としての優先度は低いことが多い。だからリスニングやスピーキングでは聞き取れなかったりうまく発することができなくてもあまり心配する必要はない」と書きました。

たとえば「an apple」。 

「リンゴは一個、あります!」ということがリスニングや会話でとても重要な情報なのであれば「an」は大切な冠詞となりますが、それ以外の部分がより優先度高い、ということは多いです。

 

オレンジでもメロンでもぶどうでもなく、リンゴです、と。

 




「Everybody is fine」のbe動詞もそう。

重要な情報はふつう、「fine(元気である)」という部分であることが多い。

リスニングや英会話においては。

あるいは「Everybody」の部分。

「みんなだよー」と。

“is”が最重要の情報部分という場合は、「今現在も」とか「生存確認」とかと言う意味であると思います。

 

だから、いわゆる「強弱 (stress)」をつけるさいは、最重要の情報部分が「強く」発音される。私がこのブログで「音程が一番、高い部分」と呼んでいる箇所です。

 

“Fine”が強ければ、最重要の情報は「元気である」ということ。

“Everybody”が強ければ、最重要の情報は「みんな」ということ。

 

けれど、将来は実施されるというライティング試験であれば、冠詞もbe動詞も大切になってきます。

問14の4つの選択肢をみていて、「an email」と「the email」があるので、この違いについて少し触れてみようと思います。

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選択肢のひとつめが「the email」となっているのは、実際にこのspeaker男性がemailを送っているからです。

「それ」について触れているから。

たとえあて先は間違っていたとしても。

 

選択肢のふたつめが「an email」となっているのは、an appleとおなじです。

「何通送っているか」「一通」。

 

みっつめの選択肢が「an email」となっているのもおなじです。

もしここで、その男性が送ったemailについて詳細が触れられていて、その直後に「でも女性はそのemailを受け取らなかった」というのであれば「the email」にはなりますが・・・。

「一通も (an email)」というニュアンスが込められているともいえる。

 

選択肢のよっつめは会話のなかで触れられているemailのこと。

だから「the」がついている。

 




今回の問題に限れば、「会話の中で触れられているか、あるいは数を表しているのか」によって冠詞が異なっています。

自分がライティングで冠詞を使うのであれば、

1)  それまでの部分ですでに触れているか。

2) 重要な情報は「数」であるか。

をまずは考えてみる。

「送った回数」が重要な情報、ということもあるかもしれない。

He sent Tina emails twice

のように。

 




その他】

★男女二人の会話について触れているので「the conversation」となっている。

★speakerのひとりである男性と女性それぞれについて触れているので「the man」「the woman」となっている。

★「なにも間違っていない(間違いはひとつもない)」と表現するために「a mistake」となっている。

●”an email”と”the email”の発音。

小山ケイ直筆の英文

“an email”

1) ア

2) (連結発音で)ニー(ここが一番、音程が高い)

3) メイ

4) (舌先を上前歯の裏側に軽く着けて)「L」

5) ア + ニー + メイ + 「L」

 

“the email”

6) (舌先を前歯で軽く噛んで「Zi」と言うように)「Thi」

7) イー(ここが一番、音程が高い)

8) メイ

9) 「L」

10) 「Thi」 + イー + メイ + 「L」

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