小山ケイの人生ドリル16ーあえて少数派になってみる。Be minority intentionally.

今日の記事では、大勢が選ぶ生き方や生活し方、「みんながつかってるもの」から距離を取って少数派として生きるということについて書いています。



昨日は下の記事を書きました。




●あえて少数派になってみる。生き方、生活のしかた、「みんなが使ってるもの」を意識的に使わないようにする。

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少数派、の意味や定義もいろいろあると思います。今回、私が人生ドリルとして取り上げるのは、「生き方、生活のしかた、『みんなが使ってるもの』をあえて使わない少数派」ということです。

少数派として生きることをおすすめする理由は、自分の人生が豊かになったり、幸せを感じたり、自分のオリジナリティになったり、人からみた大きな魅力となったり、めぐりめぐってそれが時代の流れになったりするからです。そうなると人もついてきます。そしてお金も。運も。

時代の最先端のものを使ったり流行を追うのはもちろん便利であったりステータスを表現できたりまわりと話もあったりします。けれど、ともすると「マス」として扱われて利用される危うさもなきにしもあらず。だいたい、「その他大勢」ではありますよね。

しかも大多数派は、ビジネスでいう「Red Ocean」に飲み込まれる可能性も大きいのです。少数派は「Blue Ocean」となりえる可能性があるけれど。




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1) SNSはやらない。

2)  ぎんぎんの機械音楽を聴く人間が多いなかで、あえてクラシック音楽を聴いてみる。

3) 非効率と言われるものをあえてしてみる。

4) 手書きを大切にする。

5) 髪は染めない。笑 (茶髪、白髪染め、いずれも)

6) 語学は使える語学を大切にする。研究する語学よりも。

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強烈な自分の世界を技術力と魂こめて表現することで世界中のたくさんのファンを魅了してやまない表現者がいます。たとえば、Lady Gaga. まさにone and only. そして歌も芝居もうまい。

そのLady Gagaの逸話で有名な話がありますよね。まだ学生だったときに、まわりの大多数は、「どうやったらGoogleに就職できるか」やっきになっていたけれど、彼女は独りで「 どうやったらGoogleに検索される人間になれるか」考えていたとのこと。

それをまわりに口にしていたのかどうかまでは分かりませんが、人に言っていたら笑われていたかもしれません。「妄想だ」と。だいいち、少数派です。孤独も感じたかもしれない。一時期いじめにあっていたとも聞きます。それでも少数派でありつづけた。自分を信じて。無名時代もNew Yorkの街を歩くときは「私はスターだ」と暗示をかけながら闊歩していたそう。潜在意識の使い方が本当に上手です。

その他大勢で死ぬまで平穏無事に生きていきたい、と思っておられるかたなら大多数派で生きていくという道もあるでしょう。けれど大多数派は大多数派なりに日々もぐらたたきのように試練は訪れます。それだけ人が密集しているのだから。人がいれば軋轢はある。ライバルも多い。

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●大勢がやってるSNS。

誰でも簡単にいじれるスマホの普及によって、SNSは庶民化しました。未成年でもじいさんばあさんでもやってる。パソコンがいじれる人だけがやっていたSNSやイタの時代は、かなりマニアックだけれど専門性あるひとが表現活動したり意見を言ったりすることが多かったように記憶しています。

SNSは便利だし家族の間ならそれぞれのことを確認できたりもします。年老いた親の様子を毎日伺ったり、子どもが悩み事を抱えてないか確認したり。ですが、他人どおしでそれで完結してしまうのはなんか違うような気がします。「SNSでやりとりしてるよね。だからおたがい親密」「SNSであけおめことよろの挨拶したよね」「SNSでこないだのお礼言ったよね」。

SNSは時間もものすごく消費する。無駄な情報も多い。

だいたい、チャットのおもしろさは「即レス」。文字通り、その場で一緒におしゃべり(chat)しているかのような感覚が味わえるから。なのに、何時間もたってからぽん、と答えが返ってくるのは、うーん、私のようなせっかちな人間には物足りないです。リズム感が感じられないから。メールと変わらない。だったらメールでやりとりしたい。

横浜元町のポスト

私がSNSをほとんどやっていないということを友人たちも知っているので、本当に必要なことはメールで知らせてきてくれます。要件をしっかり凝縮させて。

初対面でよく知らない人から「LINEのアカウント教えて」と言われても、「ごめん、あたしLINEやってないの」と言えます。一瞬、「え」という表情をされますが(笑)。でも初対面で気軽に交換してその後リアルで犬猿の仲になるひとが私のまわりにもいますすよ。アカウントどうするんだろう、といつも思いますね。

大勢がやってることをやるのは共通項ができてそれはそれでおもしろい。でもあえて少数派になってみると見えなかったものが見えてきたりします。

★対面で逢える時間の尊さ。豊かさ。

★相手の表情や話しかた、雰囲気、ファッションをしっかり、確認できる。健康状態すらも。だって対面でしか確認できないのだから(SNSを道具として使っていなければ)。

★他に手段がないのだから、対面で逢った時間を大切にできる。濃密なひととき。

★少ないとしても、自分にとって本当に大切だと思える人たちとの仲を大切にできる。交流を深められる。広く浅く、ではなく、狭く深く、だとしても。




●世間一般で価値あることと思われていることとは違うことを想像する。

上記のLady Gagaの逸話はいつも共感しながら思い出します。実現させたい世界は違いますが、私も同じようなことを昔から考えているからです。

たとえばエルメスのバーキン。あれを手に入れることをステータスにしたり目標にされているかたはたくさんおられますよね。だから、「やっと手に入れた!自分へのご褒美」と言うかたへは「よかったですね」と声をかけたくなります。

けれど。私が目標としたいのは、「エルメスのバーキンを手に入れる」ではなく、「エルメスに『バーキン』を作らせたジェーン・バーキン (Jane Birkin)のようなことをやりたい」、ということなのです。

「どうしたんですか?そんなに無造作にものを鞄に詰め込んで。それなら僕がそれらにふさわしいバッグを作ってあげますよ」とエルメスの社長に言わせてバッグを本当に作ってもらい、しかもそれが自分の名字を冠して世界中の女性のあこがれのバッグとなる。

Birkin(バーキン)と。

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想像するといろいろなことが見えてきますよね。申し出を受けたのは飛行機の機内といわれています。

◆歌手としてすでに著名でありながら無造作にものを鞄にたくさん入れていたバーキンの飾らなさ。無防備な姿。

◆それに惹かれたエルメス社長。

◆おそらくビジネスクラス以上。そして初対面?

◆ジェーンバーキンご本人は自分の名前を冠したバッグがこれほど世界的な人気バッグとなるとは思ってなかったんじゃないかな。

Koyamaというバッグが有名ブランドから出たらおもしろだろうなぁ。大笑 将来性ある若手デザイナーさんが「作って差し上げます」と言ってくれて、整理が苦手な私にぴったりの、なんでも入るかっこいいバッグを作ってくれる。丈夫で縫製も素材もしっかりしている。デザインもシンプル。やがて、ビジネスパーソン、とくに女性たちの間で「これは便利だしおしゃれ」と人気が出始める。そのデザイナーさんの人気が上昇するのと比例するように。そしてそのバッグはKoyamaと呼ばれる。

妄想は楽しくわくわくと。現実化しやすくなりますので。経験からそう思います。

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