小山ケイの人生ドリル50-人から見習う。相手がイヤなやつでも。笑

今日は「人から見習う」ということについて書いていきます。

<もくじ>
●人から見習う。大嫌いな相手からも。
●たとえば私の場合。こんなふうに見習おうと決めています。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。




●人から見習う。大嫌いな相手からも。

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よほどの出来た人でない限り、他人に対して「なんとなくウマが合わない」とか「苦手だ」と思うことはあるものです。

もしかしたらなかには「大っ嫌いだ」「顔もみたくない」という相手がいるかもしれない。

もちろん、私にもいます。けれど、あるときふっと天から降ってきました。「あいつのあの能力、真似させてもらったらきっと、私にとって有益だろうな」と。

たとえば。

◆人を引き付けるすべ。

◆自分の考えを言語化する能力。

◆はったり(芝居っけ)。

◆中身はないのになぜかまわりに話をきかせてしまうすべ。

◆明るい表情。

◆華やかな雰囲気。

◆オンナとしてのみせかた。

◆自分の欲望(笑)を実現させてしまう強烈な自己肯定力と実行力。

どうですか?どれも身につければ、人としてオンナ(オトコ)として無敵になれると思いませんか?

私も人の意見を聞きすぎて自分の望むことを実現できなかったことがあります。いまそんなことがあれば、自分の望むものを難なく手に入れているような人から謙虚に学ばせてもらうべきだと感じます。学ばせてもらう対象がたとえ大嫌いなヤツであっても。

食わず嫌いはもったいない。

つまり、自分の好きな人や気に入っている人ばかりからだけではなく、色眼鏡をかけずに、自分が苦手と感じる人からでさえも自分にプラスとなるいいことを学ばせてもらうような度量の大きさを人生ドリルとして実行したい、ということなのです。




●たとえば私の場合。こんなふうに「見習おう」と決めています。

私の知り合いに「自分がそれを一番よく知っている」「それについては私が一番深い情報を持っている」ということを表現するのが上手な人間がいます。

たとえば青学について。

彼女の青学とのかかわりは、彼女が社会人になって何年もたってから(30歳前後で)青学の専門職大学院であるビジネススクールに数年通った、ということだけなのですが、すでに大昔から「私は青学のすべてを一番よく知っている」感を醸し出すのがとにかく上手なのです。大笑

いやぁ、あれはすごい。

それも、こどもが表現する低次元のやりかたとは違うから、なんとなく信じてしまう。

表現方法が上手なんでしょうね。

ある国立大の大学院プロジェクトに大学院生の人たちと一定期間、一緒に参加したといってはすでに、「その国立大については私が一番よく知っている」と表現する。それも、その国立大を実際に卒業した人をまえにして。まぁそうくるだろうな、とはわかってましたが。笑

「あの学校はなになにだから」

「あそこはこれこれでこういう学校だから」

青学の場合であれば、「私はクリスマス時期の点灯式に毎年、参加している(正門をはいったところに大きな木があり、確か11月の終わりごろにそこについたオーナメントである電飾のスイッチが四六時中、入っている状態にする式です.。まるでろうそくの火がクリスマスツリーのあちこちにかざられているかのように。)」という。卒業後も。

あるいは著名人のだれそれやその人たちの息子娘が青学出身である、と教授に告げて、その教授がその著名人の悪口を言うのを封じ込め(?)たり。

私は学生時代に点灯式ではハレルヤをうたいましたが、そんな話ができなくなるくらいの断定力。




たぶん、本当にそう思ってるんじゃないかな。「青学については自分が一番よく知っている」と。だからそれを自信満々に表現できる。国立大についてもしかり。

★情報通。それも「権威ある人間」「著名人」についての情報。だから情報がレア情報となりやすい。

★自信満々に言う。

★滑舌よく言う。

★一瞬の迷いもなく言う。

★遠慮しない。

★とにかく、モノを言う。沈黙したりしない。

★いったもん勝ちだと信じている(印象をうける)。

★大きな声で表現する。

利点:

ひとにおぼえておいてもらいやすい。「あの件に関してはこの人」と。あるいは「あの人は何でも知ってるからあのひとにきいてみよう」「この案件はあのひとにまかせてみよう。できる人だから」と。

アメリカの文化と同じです。ものを言う人間は相手にされやすい。沈黙したりおとなしく控えめにしている人間は、その場にいないものとして存在が無視されやすいのと比べると。彼女はものを言うので人から相手にされやすい人です。

渋谷の空




難点:

◆話が、薄い。本当にたくさんを経験しているわけではないうえに深く分析していなので。

◆まわりを間違った方向に導きやすい。

◆「このことについて深い話が聴きたい」「専門家に聞きたい」と誰かが思っているとき、彼女はその対象とみられにくい。

→ これは実際に彼女が経験したことです。

ある教授(Aとします)がある授業について私に相談してきたことがあります。その授業は彼女も受講したことがあります。そして彼女は「A教授とは密にいつもやりとりしている」ようなことを表現していたので、A教授も話を聴くだけならそばにいる彼女に相談するはずです。

けれどA教授はそれをしなかった。

渋谷のビル

「あの授業について折り入って小山さんに相談したくて。実際に経営を経験していて、現実的な会計(机上の空論ではなく)について熟知していて、あの授業を担当している教授(Bとします)に対する盲目的な信望者ではないひとに話を聞きたい。そう思ったら小山さんが浮かんで。B教授の信望者ってやたら多いから」

客観的に冷静に話ができて、しかも「B教授ラブ」というバイアスがない人に相談したかったという意味だと私は受け取りました。光栄です。

Hamamatsu-cho

くだんの彼女はB教授の信望者。「私はB教授のことを一番よく知っている。B教授とはプライベートでもよくつきあっている。こないだも食事に一緒に行った」とあいかわらず表現しますので。

B教授はその分野ではスーパーエキスパートだけれど、それ以外のことについては意外と学部学生みたいなレベルのときもあるのです。大笑 

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たとえばある日のB教授の授業にて。私が専門とする日本語と英語の違いについて「日本語では自分の主語が相手によって『お父さん』『お母さん』「お姉ちゃん」となったりする。そのことについて専門家であるだれそれっていう教授が書いた本をこないだ読んで、むちゃくちゃおもしろい!と思った」のだそう。

興奮して話すB教授の顔を見ながら私はよほど手を挙げて、「それについては私がレクチャーして差し上げます。この分野を私はなりわい(メシの種)としてますので」と言いたい衝動にかられました。

「んなの10年以上も前からこちとら知ってるよ。ブログで書いたこともあるよ(大昔に書いていた別ブログです)」と。

  小山ケイ過去記事】英語脳ってどんな脳だろう?

B教授の得意な分野とあまり網羅していなさそうな部分も私は無意識にしっかりと把握していたのでしょうね。A教授は私のそんな部分を鋭く見抜いたのだと思います。

東銀座の歌舞伎座

上記の表の利点をみていただくとお分かりになると思います。ようするにくだんの彼女は「パフォーマー」。よって、たとえば自分がビジネスで営業先に覚えてもらったり、名刺交換をするあつまりで相手に自分をおぼえてもらったりするときに、彼女のやりかたから学ばせてもらうと同じ利点が得られるのではないか、というのが私が今日一番言いたいことです。

人には性格のあうあわないがどうしてもあります。いけすかない、と思う人間もいる。けれど人生ドリルとして相手をよくよく見るようにしてみると、「あの能力はすごい。真似させてもらう」という気持ちがむらむらともたげてきませんか?私はそうです。

明日は、「技を盗む」と題して人生ドリルシリーズを書いてみたいと思います。

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