【英語】いまいちど、「非英語圏」の人と意志の疎通を図るための英語について考えてみます。

今日の記事では、非英語圏の日本のひとが非英語圏のかたたちと英語を使って意思の疎通を図るということについて書いています。

<もくじ>
●非英語圏の人と意志の疎通を図るための英語について、いまいちど考えてみます。
●英語。ベンチマークはやっぱりnativesがいい、と私は思います。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日はカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」です。前回は下の記事を同じカテゴリーで書きました。

こちらは昨日、カテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」で書いた記事です。




●非英語圏の人と意志の疎通を図るための英語について、いまいちど考えてみます。

[the_ad id=”11588″]

私はこのブログで何度か、「非英語圏の人の英語」について書きました。もちろん、非英語圏には日本も含まれます。

発音にはお国訛りがあって当然。以下のような条件がそろっていれば大丈夫。

発声はnativeを参考にする。不必要に吐息で発声する個所を作らない(たとえば、”Thank you”の”you”の部分)。

★広く一般的に使われている言い回しを使う。

  小山ケイ過去記事】滑舌よく、しっかりとした言葉を。(speaking対策)

論理性と整合性を大切にする。

★シンプルな言い回しを(Plain English)

★おおもとのところはできるだけ正しい文法を(SVOをOVSと言ってしまうとまったく違う意味になってしまいます)→ Mosquito bites me. ⇒ I bite mosquito (lol). 

英語圏、と言われるところの人でも、それぞれ発音が違うこともありますし、土着の言語に影響を受けてまるで独立した違う言語のように聞こえることもあります。であればなおさら非英語圏の英語は上記のような条件がそろわないとお互い通じないことがあるのです。

非英語圏の人間同士だからこそExcuseが効いたり親近感を感じて双方歩み寄りのコミュニケーションが取れるという利点もなきにしもあらずですが、いつもそうとは限りません。

 




私が米国大学に日本からの留学生として留学していたときは、同じ留学生の人たちと話すととても心強かったのは事実です。「え、ここに来てまだ1か月たってないの??そのわりにすごーくぺらぺらなんだけど」なんてびっくりしたように言ってくれた中国人留学生もいました。そして私がよく一緒に呑んで遊んだのは韓国人の男の子たちです。笑

けれど、たとえば非英語圏の某国からきた大学院生のかたなどは、私のレベルに物足りなさを感じておられるのがあきらかでした。まぁしょうがないんですよね。それはいま、自分も修士号を取得して中年になってみると、ものすごーく気持ち、わかるのです(当時の私はすこし落ち込みましたけど・・・)。修士号レベルになると自分の専門性や研究分野に直結するようなアカデミックな話もしたい。ときには。What’s up?ばっか言ってないで。大笑

だから、もしビジネスや学校で、非英語圏の人と意志の疎通を図ろうとしているかたがいらして、なんとなくコミュニケーションが取れないと感じる場合、私の経験から次のようなことをチェック項目にして確認してみてほしいな、と思います。誰が悪いということではないこともあります。

★ご自分の文化に影響を受けておられるのか、「女性はこうあるべき」「男性はこうあるべき」という無意識のステレオタイプに当てはめて話をする人もいます。男性優位の文化圏もある。相手はどんな文化圏からいらしてますか?

低コンテキスト社会や高コンテキスト社会についてこのブログで書きました。その違いによって、お互いに若干の違和感を感じることはあります。とくに、低コンテキスト社会からいらしているかたは、言葉を縦横無尽に使い尽くして意思の疎通を図ろうとしますし、言葉の論理性や整合性を日本の人以上にとことん、大切にしようとすることもあります。行間を作らないとか、すべてを言葉で説明しないと理解してくれないとか。

おはな

衛生観念も重要な項目です。

宗教も重要な位置づけとなることがあります。

相手は研究者ですか?たとえば留学したとき、学部生よりも修士号をとろうとしている学生のほうがより研究に直結するような深い話をしたがる傾向にあります。これが博士課程の学生ともなるとさらに「潜っている人たち」ですから、そうとうマニアックな連中です。笑 話がかみ合わない、ノリが合わない、なんてことはよくあることです。

そら

階級制のある社会から来た人や社長令嬢・子息ですか?かしづかれることに慣れている人もいます。しもじものものとはなかなか、話してくれないかたもおられます。

気位の高い人ですか?笑

 




●英語。やっぱりベンチマークはnativesがいいと私は思います。

非英語圏の人間とのやりとりにおいて。上記のようにさまざまな条件や文化に影響を受けて意思の疎通がうまく計れない場合はあります

だからこそ、双方が意思の疎通を図る道具として用いる英語という言葉そのものはやはり、nativesをベンチマークにするのが良い、と私は思っています。

たとえば初対面の人間とうちとけるのにかなり時間のかかる文化があるとします。いや、実際にあるのです。日本もどちらかと言えばその部類に入るかもしれませんよね。ある文化では、初対面の人間となにかをするとき、しばらくどちらも言葉を交わさないで(あいさつすらしない)お互いを観察しつつ、1週間くらいたったときにはじめて口をきくそうです。

そういう文化の人と英語でやりとりする場合、その人の文化に影響を受けることが考えられます。でも極端な話、ビジネスで1週間も話をしない、挨拶もしない、では前に進めません。名刺交換すらしないってことじゃないですか!(笑)No business/shop card, no money. 

もちろん、呑みにケーションもなし(ツマンネー)。

虎ノ門のバー

だから英語で話すときはたとえ相手が自分と同じく非英語圏の人だとしても、nativesとやりとりしているときのように話をしてみる。使う英語も上記のとおり、nativesに通じるものを。

nativesはとくですよね~。なんにもしなくてもベンチマーク扱いしてもらえて。でも、話しているのは英語なのだから、そのnativesを定規や目盛りの「zero地点」「定点」にさせていただくのは私を含めて非英語圏の人間にとってはとても勉強になります。

新宿の空

それに、です。悔しい、という気持ちを持った人の強さ、見たことありますよね。

  小山ケイ過去記事】悔しい、という気持ちは貴重な燃料です。

 

母国語ではないのですから、努力も求められます。必死になることもあります。がむしゃらになることもあります。“Stay hungry, stay foolish”をじっくり体現することもあります。これがどれほど財産となることか。

ぜひ一緒に財産づくりをしましょう!




BelfastのATM

いわゆる「ハーフ」と呼ばれたり「クォーター」と呼ばれたりする人たちが、ご両親やおじいさんおばあさんから受け継いだ豊かなたくさんの文化をご自身の財産として持っていることにも似ています。母国語以外の言葉を流ちょうにnativeばりに話せる豊かさ。言葉は文化を反映するからですサピア=ウォーフの仮説です)。

Yesにつくのは肯定文。Noにつくのは否定文。

“Don’t you smoke?” “No, I don’t smoke.” 

 

★Yesのときは首を縦に振る。Noのときは首を左右に振る(これが反対の文化もあるのです)。

 

★意味不明なupspeakは止める。Upspeakは5W+H以外の質問文の語尾で!

  小山ケイ過去記事】Upspeak vs. Downspeak。意図をもって使い分ける。

 

★頃合いや相手を見て、「ファーストネームで呼んでも良いかどうか」確認してみる。もちろんいやだ、という人もいるでしょう。けれど、「OK」という人もたくさんいます。そういうかたとは双方の距離感が縮まります。よりよいビジネスや研究、深い学問の話もできる間柄になるかもしれません。このころ合いは感覚に根差したものですが・・・。

[the_ad id=”11588″]

 




“【英語】いまいちど、「非英語圏」の人と意志の疎通を図るための英語について考えてみます。” への8件の返信

コメントは受け付けていません。