今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、以後、翻訳者として活動する私・小山ケイが「私の好きな英語」として「Yes」について書いています。
<もくじ>
●私の好きな英語ー「Yes」。
●返答以外で「Yes」。どんなときにどんなふうに使えるだろうか。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●私の好きな英語ーYes
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かなり以前、John Lennon がYokoとの出逢いについて語った映像を観たことがあります。
YokoがLondonで開催していた個展を何気なく訪れたJohn Lennonは、作品のひとつに興味を示します。
脚立がぽつん、と置いてある作品。
そして、脚立の上には虫眼鏡があります。
Johnは虫眼鏡を手に持って脚立を上ってみました。ふっと上を見ると小さな文字が。
虫眼鏡でその文字を確認してみると、そこにはこうひとこと書かれていたそうです、
“Yes”
「これが”No”なんて意地悪な言葉だったりしたら僕も拒絶してたかもしれない。でも書かれていたのは”Yes”だった。だから僕はYokoに好意を感じた」
そのJohn & Yokoのエピソードを聞いて以来、”Yes”という言葉は私にとっても好きな言葉となりました。
返答として用いられることの多い「Yes」。
明確に返答する必要があるときは「No」ももちろん使われる。
けれど、不思議なもので、「Yes」という言葉だけを聴くと、私は次のようなことを感じるのです。
★安心感
★受容
★好意
★勇気
★力添え
思うに。
その理由はおそらく、潜在意識が肯定形を好むことにも関係しているようにも思います。
「ない」ではなく「ある」しか通じない。
「ピンクの像のことを考えない」と言われたとたん、人はピンクの像のことを瞬時に思い浮かべようとします。無意識に。
小山ケイ過去記事】潜在意識に否定形は通じない。「~ない」より「~である」を使う。
さらに、自分が感じるものからこんな感覚を「Yes」に対して抱きます。
◆柔らかさ
◆包容力
◆暖かさ
◆精神的なつながり
「Yes」によって受け止められているような気が私はするからこの言葉が好きなのだと思います。
そしておそらくJohn Lennonも同じようなことを感じたんじゃないかな。
だからYokoに好意を持った。
●返答以外で「Yes」、どんなときにどんなふうに使えるだろうか。
サザエさんのエピソードにて。
クリスマスパーティをしている磯野家ではカツオがノンアルコールのシャンパンをおかわりしようとします。
サザエさんは「お父さんにおかわりしてもいいか聞きなさい」とくぎを刺します。
カツオは食卓から離れて、部屋の隅に飾ったクリスマスツリーで作業をしていた波平さんに近寄り小声でこう尋ねます。
(今日生まれた人は?)
そして波平さんは大きな声でこう答えるのです。
「イエス」
何食わぬ顔で食卓に戻ってきたカツオ。
「聞いただろう?いまのお父さんの答え」
サザエさんはカツオから突き出されたグラスへシャンパンを注ぐ、というのが四コマ目のオチです。
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厳格な宗教家には怒られそうな(?笑)サザエさんのエピソード。カツオのずる賢さを表した一作品として私も大好きな話なのですが、スペルはもちろん違いますよね(英語では「Jesus」)。
では英語の「Yes」。どんなふうに英会話で使われるか、考えてみました。
Yes 1) 夢に向かって行動しようかどうしようか思い悩んでいる友人知人、家族に対して。言葉で相談されたわけではないけれど、なんとなくその雰囲気からあるとき、視線があった瞬間にひと言発してみる。相手は驚くのと同時にその言葉の威力に背中をおされるはずです。
Yes 2) 小さな子どもや赤ん坊に向かって。言葉がおぼつかない彼ら・彼女らがしぐさで何かの意思表示をした際に言ってみる。笑顔で。手を握ったり抱っこしてやったりしながら。子どもは感覚の生き物です。その意図をすぐにわかってくれます。虚心坦懐で。笑
Yes 3) 愛の表現。友人として外で食事をする間柄だった相手が帰り際、無言で手をつかみ、じっと瞳をのぞき込んできたときに言ってみる。自分も同じ気持ちであれば。
Yes 4) 日々、自分に対して言ってみる。独りのときは口に出して。外では心の中で。とくに夢を実現しようとしているときや何かに迷っているとき。「Yes 1」を自分に対して行うということ。
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